一二三「うーん。どうすべかー」
鏡子「難しいですねえ」うーん。
千様「一二三ちゃん？ 珍しい所で何してるの？」
一二三「Σうぎゃ！」びくっ
鏡子「セーフ！セーフです！！千様さんですよ！ 」
千様「へ？」
一二三「うー
皆には内緒でお願いしますだっ！」
千様「へ？へ？何を？」
一二三「もうすぐクリスマスだからだっ」毛玉ごちゃっ
千様「だいたい察したわ。」納得。
鏡子「一二三さん クリスマスに皆さんに何かプレゼントするんだー！って相談に来られたんですけどね
私も何がいいのか全く解りませんで」
千様「成る程ねえ
(それはともかく この子達毛玉で何を錬成しようとしてたのかしら)」うーん。
鏡子「一人一人喜びそうな物を考えるという方向で行ってみたんですが
ほら 一二三さんの保護者が実質彬羽さんでしょう？」
千様「びっくりするくらい物欲無いわよね」うん。
一二三「いきなりどうしようもなくなっただ。」
九尾「クリスマスのう。
この国は本当節操がないのう」
千様「あら九尾ちゃん珍しい
白君なら居ないわよ」
九尾「常に環視しておるから知っておる
わちが昔滅ぼした国じゃ どっちの神が正しいだ こっちの解釈が正しいかで首の飛び交う戦に発展し
鏡子「一二三さんがちびるのでやめましょう。」
九尾「ここまでスッパリ言われるといっそ気持ち良いのう
やるな幽霊」
鏡子「お褒め頂きありがとうございます」にこにこ。
千様「心なしか体育会系のニオイがするわね」
九尾「まあ何じゃ
どこの神の話じゃろーが楽しけりゃ良しという ちゃらんぽらんさも好みではある。
よって！ 世界各地で贅を尽くしたこのわちが 貰って嬉しいプレゼントを教えてやろう！！」びしっ
一二三「おおおー！」ぱちぱち
千様「なるほど！九尾ちゃんなら貢がれ慣れてるわねっ」おおっ
鏡子「血生臭くないのでお願いしますねっ」わくわくっ
九尾「任せるが良い 今のでかなーり幅が狭くなったがの」ふふんっ
一二三「で。一番嬉しかったのは何だ！？」どきどきわくわくっ
九尾 「なまにく。」
間。
魄哉(何故に僕の部屋で女子会がーーっ！？)
鏡子「うーん難しいですねえ
私が生きてた平安時代とは色々違いますし
あんまりお菓子の粉落としたら叱られますよー」
千様「そもそも此処の住人ほぼ野郎だもの
アタシらがどんだけ考えても嗜好が違うと思うのよねー
あ。かりんと食べる？」
九尾「ジャーキーか稲荷寿司がいい。
まあ確かにのー。しかし雄ならやはり生肉かじらせとげ良かないかの？」
一二三「火通さないとお腹壊すべ？」かりんとぽりぽり
家康「なんか解らないけど 完全に占拠されてるねえ」
魄哉「徹夜明けなんですけど」遠い目。
家康「寒くなってから使われてない蒼月の部屋借りて休んだら？」
魄哉「えー。キノコ生えてそうで嫌ですねえ」
蒼月「Σ生えてるわけないだろ！！どういう意味だよ！」
魄哉「蛇って水でふやけて脱皮するじゃないですか」
蒼月「Σ人型で脱皮なんてするかああっ！！」
小太郎「眠すぎて壊れてるな」
がららっ
粋「たっだいまー あー。さぶっ」
白「庭に氷張ってたぞー
ん？」
魄哉「贈り物の極意 それは相手の側に立つ事から始まりますっ
自分が貰って うわこれどうしよう置き場に困る 処理に困ると思うならそれはアウトです」真顔っ
一二三「成る程！」ふむふむ
九尾「例をあげるとどんなじゃ？」
魄哉「例えば
贈る側がパンクな人だったとして、趣味丸出しの骸骨モチーフのオブジェとか貰ったらどうします？」
鏡子「相当趣味が似通ってないとキッツイですね」うわあ
千様「てか趣味同じでも 場所とる物はキッツイかもねえ」うーん
魄哉「そういう事です」
家康「お帰り 女子会の真っ最中だよ」ふっ
白「女子？」
蒼月「ジジイ 徹夜明けのランナーズハイで参加しちゃったよ 」ため息
粋「どんだけハイになれば飛び込みたくなんだよ あんなの。」
シロ「オカン度ならおそらくあの中で一番なのだがなあ」うーん。
家康「いやーでもさ。交渉とか懐柔とか慣れてるしある意味適役じゃない？」
小太郎「Σ一気に黒い話題に！！」ぎゃいんっ
粋「へ？ 何の話題だったんだよ」
白「？ 何だろう」首かしげっ
蒼月「仮にも神様属なのにな この人ら」
シロ「騒いでおるのは人間のみ か。」
家康「そもそもあそこで騒いでるの人間じゃないけどねえ」
