小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

12月5日

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石燕「なんすか?このでかい干物」軽く叩きっ

家康「棒ダラだよー」

千様「あら?棒ダラ食べたこと無い?」


石燕「でかいスルメみたいなもんすか?」

家康「こんな1メートル近いのかじりません。」




彬羽「その手の物は地方によるからな。

こんなもんでいいか」箱ごとん

石燕「?」

千様「これがね 入るくらいの箱に水を入れて漬け込むの

で、水を取り替えながら戻すのよー」


家康「平たく言えばおせちだよ。」わくわく

石燕「あの、12月入ったばっかなんすけど」

彬羽「棒ダラは水で戻すのに約3週間かかる
つまり早めに取りかからないと正月に間に合わねえ」水じゃばば


石燕(この人達何やるにも全力だなあ)うーん。





千様「彬羽君がお料理出来るから助かるわー」

家康「オカンが今年忙しいからねえ」うんうん。


彬羽「俺も年末バイトなの忘れるな」イラッ

小太郎「ちなみにこれが彬羽の年末のシフト表な」ぺらっ

石燕「Σ労働基準法っ!!」ひいいっ


彬羽「人数が足りねえから仕方ねえだろ」




蒼月「あまりにもフルで出ようとするから ひなちゃんに怒られてこれでも減らされたらしいよ」

石燕「やる気有りすぎるのも考え物っすねえ」うわあ。




粋「あー今年もコレかあ。
年末って感じだよなあ」

小太郎「だなあ・・・」じーっ



粋「食うなよ?」

小太郎「Σた、食べないって!
ダメな事くらい分かってるって!!」おたおたっ


家康「犬が好きそうではあるよね。
固い干物。」

彬羽「届かねえ所に置いとくか」

小太郎「Σ食べないってば!!」

粋「小太郎 ヨダレヨダレ」




千様「彬羽君。いくらなんでもタンスの上に水満タンのはどうかと思うわ」

石燕「小太郎さんなら普通に流し台で届かないっすよ
犬なんだし」


小太郎「俺、信用無いんだな」ずーん。

粋「後でジャーキーやるから凹むな凹むな」
小太郎「やたっ!」ぱああっ


蒼月「しっかり蓋閉めといた方がよさそうだね」ふっ




石燕「あのー 思うんすけど、そういう意味では小太郎さんより心配な人が居るような気がその」





一同「いや、あれは問題ない。」


石燕「Σ満場一致でバレバレっすか!?」






白「生臭い。」むすっ

粋「兄貴、臭いのきっついの苦手なんだよな」


石燕「成る程」納得。




彬羽「文句を言うな
調理した物は人一倍食いやがる癖に」

白「水で戻るまでがホント生臭いんだぞあれ。」むう


石燕「あーまあ 美味しいもの食べるには手間を惜しむなって言うっすよね」



蒼月「てかさ。お前バイトでも厨房で家でも台所進んでやるってどんだけお人好しなんだよ」


彬羽「仕事でやるのと趣味でやるのはまた違う」きっぱり。

蒼月「ちょっと待て これ趣味かよ」

彬羽「趣味じゃなきゃ毎日水替えなんざやってられるか」




白「パッと見マトモそうな奴って変なの多いよな」


粋「あー確かに。パッと見常識無いのがマトモな事言っ Σぐはっ!!」







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