小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

12月4日

f:id:t00c:20191204094952j:plain








焔「よーっす 孫共かまえー」がららっ

白「忙しいからムリ。」きっぱり


粋「役者は年末年始が掻き入れ時!
常識だろ

あ、兄貴台本目通し終わった?」


焔「お前もマネージャー業が板について「見習いな。」




家康「こんちゃー 何?おじいちゃん暇なの?」

焔「お、 常に暇してる殿さん
しゃーねえ アンタでいいや。一杯付き合え」

家康「あっはっは。一発で肝臓逝くからお断りしまーす」へらへら

焔「あー そうか。人間は不便だな」ふむ




蒼月「ツッコまないの?」

シロ「切りがなかろうが。」ふっ



白「今日は行くまでに客来るからじじい帰れ
絶対変な事するだろ」

焔「お前 ほんっと爺ちゃんに冷たいな
客って何だよ そんなもんより身内を大事にしとかねえと後々寂しい思いすんぞ?」




魄哉「焔さんが『黄龍』の座を押し付けたから忙しい中来客に備えてるんですよ?」

焔「そっちか。」納得



粋(Σ兄貴一声も発さずイラついてるっ)ひいいっ

シロ(いざとなったら消火
いや、無理だな火力負けする)うーん。

蒼月「早めに納屋にでも避難しとこ」火鉢かかえっ





焔「んで?客って誰だよ?

俺の時はんなもん適当だったぞ」

魄哉「いやー それがですねえ」





白「名前忘れた。」きっぱり

魄哉「なんか有名な方らしいってくらいしか手掛かりが」苦笑


焔「さすがに責任感じるわ」うっわあ



シロ「だからメモ取る癖をつけろと言っとるのに」

白「紙なんか持ち歩かないからなあ」

粋「紙無いときは 手の甲とかにメモると良くね?」

白「筆は?」

粋「Σう ほ、彫るとか?」




焔「お前本気で補佐やってくれねえ?」ひそっ

彬羽「手前の孫だろ ちゃんと教育しろ」


家康「普段ほぼ補佐と化してるけどねー」

魄哉「今回彬羽君に伝わる前に忘れちゃったのが悲劇ですねえ。」





千様「なんか 名前の雰囲気だけでも思い出せない?
どういう感じの人とか」


白「んー。何だったか」悩。


シロ「帰り道すら覚えられんでちょいちょい行方不明になっとるからな
難しいのではないか」





彬羽「むしろ 何でこいつに跡継がせた。」

焔「トシだし そろそろ隠居したかったんだよ」

家康「妖怪って その辺楽でいいよねー」

魄哉「充分にそこらの妖怪より緩いでしょうが どつきますよ」

家康「Σごめんなさいっ!」ひいいっ





白「Σあ。」

千様「思い出した?」




白「確か 隣の大陸の奴でー」

シロ「Σ待てい!!言葉通じるのか!?」


家康「あの、天海サマ?」

魄哉「ご安心を。地方によって多少違いはありますが一応話せます」

シロ「おお!」


粋「つか、そんな所からワザワザ何しに来んだろ

この寒いのに観光とか?」

白「えーとな。ちょっと待て
なんか出かかってる」うーん。


家康「おおっ頑張れー」


白「あ、そうだ


なんかサテイとか何とか言ってた」


魄哉「あの 何ではるばる隣の大陸から査定に来るんでしょうか?」




彬羽「なんとなく 大事の気がして来たのは気のせいか?」

焔「俺の代にゃそんなん無かったな」うーん。


一二三「さてい?」

家康「テストみたいなもんだよ」



粋「なめられたらケンカ吹っ掛けられる とか?」

シロ「有り得なくは無いか。」ふむ

家康「ケンカてか戦になるよねえ
どこの世界も物騒だよ」




千様「はいはい。怖くないわよ。向こう行きましょうね」一二三抱っこ

一二三「びええええええっ」


粋「あーこりゃ子供泣くよな」





魄哉「これはちょっとシャレになりませんね
白君、脳みそ絞って有るだけ思い出して下さい

出来たら名前その他を最優先で」


白「怖いぞ ちょっと待て

えーっと。


名前か。何だったかな


確か じゃ じゅー じょ?
じょ 何とか

で、二人セットって事しか」


一同(Σまさかの天地創造神クラス来たーーーッ!!!)




家康「えーと。あれ実在してたの?」

魄哉「僕らの前でそれ言いますか」



焔「確認する

じょか。 と ふっき。 か?」

白「あ。それだ」手ぽん。




粋「へ?え?誰?」

魄哉「お隣の国の神話で天地を作り 人や草花を作ったと言われている二人一組の神様です」

粋「Σはいい!?」


シロ「つまりだ。それが査定に来るとなると」冷や汗ダラダラ




魄哉「お眼鏡に叶わなきゃ 国ごとやっばいですね」




彬羽「なんでそんな大事な事忘れてんだお前はっ!」

白「そもそも創造神って何だ。」

シロ「Σ誰だこの馬鹿に大将任せたのはっ!!」

焔「こればっかりは ホント悪かった。」





白「でも、話聞く限り隣の国の事だろ
他所の国の事なんか 口出しするなって思うんだけどな

他所は他所 うちはうちって言うのにな?」


彬羽「阿呆の癖にちょいちょいド正論を吐くな」

粋「やっべえ 機嫌損ねる要素しかねえええ!」ひいいっ




焔「えーと。

ベテラン軍師殿よ
時間もねえみたいだし こういう場合どうすりゃいい?」

魄哉「そうですねえ

こういう時は
『とりあえず臭いものに蓋』ですかね」






ーーーーーーー





蒼月「で?

機嫌を損ねそうな『臭いもの』と判断されたんだ?」


家康「私 殿なのに」しくしくさめざめ。

蒼月「いらん事ばっか言うからじゃん

つかなんで納屋来んだよ 狭いだろ」

家康「いや、お前もお仲間だよ?」

蒼月「Σだっれが臭いものだよ!!」

家康「女にだらしない奴が原因で神様とケンカとか嫌でしょ!!」

蒼月「否定出来ないよ! 腹立つなっ!!」








焔「なんで 俺がこいつらと同じなんだ」火鉢当たりっ



家康「・・コメント控えとくね」

蒼月「とりあえず狭いよ」ぎっちり






>サイトトップに戻る