小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月27日

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蒼月「・・今日は比較的暖かいね」ふむ

家康「だねえ。雨降りそうだからかな?」空見上げっ




蒼月「よっしゃあ!なら今の内に!」だっ

家康「Σへ!?ちょっ こらどこ行くの!! お前冷え込んだら死んじゃうでしょこらああ」





魄哉「おはようございます

朝からお元気ですねえ」


蒼月「」きゅうっ

家康「お、おはようございます
朝からキレ抜群の踵落としですね」びくびく。





蒼月「何すんだよっ 僧侶姿で人が足蹴にすんなよ!!バチ当たるぞ!!」むくっ

魄哉「おや。手加減が過ぎましたかね
すみませんねえ 足が長いもので」ふっ

蒼月「Σうっわムカつく!」




魄哉「ムカつくのはどっちですか

ちょっと暖かいから大丈夫と踏んで 綺麗な御姉さん達の店にでも行くつもりだったんでしょうが」

蒼月「Σうっおバレバレ!!」



家康「あのさ、
お前の事だし帰る頃には日がとっぷり暮れててそこで人生終わりまで予想ついちゃうんだけど」

蒼月「いっそ 太く短く最後まで幸せなら良くない?」真顔。

魄哉「良くありません
そんなんで居候にポックリいかれたら家主として恥ずかしい事この上無いでしょうが」





蒼月「・・ 室内暇なんだもん」ふんっ

魄哉「毎年の事でしょうが
てか蛇なんですから一生ついて回る事でしょう ヤケ起こすんじゃありません」




家康「そんな暇なら そこの芸人見習いに何か面白い事やって貰う?」

粋「Σへ!?え? 何々!?」びくっ


魄哉「殿、わざとやってますよね?」




蒼月「絶対つまらないから要らない」ふんっ


魄哉「これから面白い事しまーす。とか 一番やっちゃダメなパターンでしょうが」

家康「そっちの方向でワイワイやれるかなーって。
 やっぱ無理か」






白「ん?どうした?」

粋「何か解らねえけど すっげえ実力不足なのを痛感した」ずーん。

白「?」




蒼月「てかさ。華やかさが欲しい
女の子がいい。
この家 むさ苦しいんだよ」




九尾「女の子ならここにおるじゃろが」

一二三「んだ。」ちょこん。


蒼月「ストーカーと幼女は違う意味で問題無くない?」



千様「アタシの存在忘れられてない?」

家康「んー。 コメントしずらいなあ」


魄哉「お菓子食べながらゴロゴロしてるのを女性とは思えないのは至極当然では Σあだっ」

千様「考えが古いのよ!生臭坊主!!
女だってゴロゴロもしたけりゃ好きに生きたいのよっ」くわっ


魄哉「Σだからって凶器攻撃は反則「か弱い女だから見逃しなさい」お盆ぽいっ



家康「あー。こりゃカウント外だね」うんうん。

蒼月「あの、同意していいのか微妙なんだけど。」




千様「とにかく 蒼月君は外に出られないからストレスたまってるんでしょ?

ストレス発散になる・・ 何かないかしら? 」




魄哉「そうですねえ」頭じんじん。

家康「室内で
いっそ朝から飲んじゃう? て、やっぱいいや」

魄哉「なぜこっちを見てビビるんです?」



蒼月「毎度記憶飛ぶもんね」

千様「酒乱が居るからアルコールはアウトね。」ふむ


家康「えーと。別の方向から考えてみよう
馬鹿騒ぎするのでなくリラックスとかそっちの方向とか」

千様「アロマテラピー?」
蒼月「興味ない」即答。


魄哉「Σう。リラックスする香でも焚こうかと思ったのに」

家康「お前が線香くさいのひょっとしてそれ?」




千様「さて、他のまともな方法探しましょ」

蒼月「突っ込みきれないよね」うんうん



千様「リラックスねえ。リラックス・・

改めて考えると何も出ないものねえ

あ。」ぴた

家康「お?いいの思い付いた?
何々?」

千様「あれよ あれ!」指差しっ

魄哉「はい?

あ、白君の猫ですね。
お昼寝しようとしているようですが?」



千様「そうじゃなくて!さっきまでっ


彬羽君に聞いた事があるわ
猫が寝る前に寝床を揉むのは 気分を落ち着かせる為だって」どやあっ

蒼月「ねえ。まさかそれ俺がやるの?」




千様「いえ、準備が必要なのよ
ちょっと 久々に『鳥』なって!」

魄哉「へ?何故にです」

蒼月「あの、準備も何もちょっと聞いてよおーい」




千様「リラックスする揉み心地の何かが無いと成立しないでしょ!
羽毛100%なら絶対柔らか。 毟らせなさい」


魄哉「Σ鬼ですか!?」ひいいっ




蒼月「いや。絶対嫌なんだけどそんなの」

家康「ああなった千ちゃんはとまらないよねー」




魄哉「Σ言ってないで助けて下さいちょっと!!」

千様「ほらさっさとピー助になんなさいっ
ケチケチしない! 減るもんじゃなしっ」

魄哉「Σ減りますよね!?物理的にも精神的にも減りますよね!?」








彬羽「言っとくが
それで気分が落ち着くのは猫等一部の『哺乳類』の話だ

その蛇には何の効果も無いと思うぞ」

千様「へ?そうなの?」




魄哉「あ、彬羽君 助かりました」よろっ

彬羽君「おい。動揺で尾羽はみ出てるぞ
しまっとけ」

家康「まーたブチッとされるよ
危なかったねー」

魄哉「Σひっ」わたわたっ







蒼月「皆テンション高いよねー」しらけっ

彬羽「いや。全部手前の為だろが」

蒼月「頼んで無いし

あーなんか眠い」うとうと


千様「Σげ。冷えてる!?
冬眠しちゃう!?」



彬羽「いや、これは」



飛天「騒いでストレス発散
スッキリしたんだな。

んで、冬場ダルいから寝たと。」


家康「Σまさかの結果オーライ!」




飛天「せっかく ハイになれる薬作ってきたのにな
要らなかったか」ちえー



魄哉「あの、飛天君
それ絶対ヤバいですよね?」

飛天「・・体に害は無いんだけどな」ボソッ

家康「いや。人間には法ってのがあってね」





彬羽「没収。」

飛天「Σあ。」



白「ごうにいりてはごうにしたがえ?

だ。」ぼっ

飛天「Σあああ!炭っ!!」





千様「お薬に頼らない蒼月君 めちゃめちゃ健康的よねえ」しみじみ


彬羽「対比物がおかしいだけだ。」きっぱり









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