小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月18日

f:id:t00c:20191118112611j:plain






飛天「もう嫌だ 里に帰りたくない」ずーん。



シロ「あやつが凹むなど恐ろしい
一体何があったのだ?」

家康「いやーそれがねえ」苦笑。





飛天「仮にも一族の頭なんだから 今年中に身を固めて下さいの圧が凄いんだよ」ふっ

シロ「今年はあと1ヶ月半なのだが。」



飛天「片っ端から断って逃げて来たからもう勢いで流しちまえ感が凄いんだよ!!

あああ帰りたくないいいいいい!」


シロ「Σ喧しいわ!カラスの声量で喚くな!!」




魄哉「いつも元気ですねえ」襖がらっ



蒼月「直訳すると

うっさくて仕事出来ないだろ駄鳥。ってさ」


飛天「Σぎゃっ ごめん!!」ひいいっ


魄哉「Σこら蒼月君!
いやそのっ そこまで言ってないですからっ
こらコタツに逃げんじゃありません!」
蒼月「逃げてないしー
冬眠防止だもーん」




家康「煩いのは否定しないらしいよ。」

飛天「以後気をつけます」びくびく



粋「ほんと必死だなあ カラスの里。

同じ頭でも兄貴くらい突き抜けてればラクそうななによ」

白「コツは退かぬ媚びぬ省みぬだ。」

飛天「どこの世紀末覇者だよ」

シロ「ある意味間違ってはおらん か?」うーん。



家康「徳川の世 始まった所なんですけど。」

魄哉「残念ながら財政は世紀末ですがね。」



一同「・・・・。」


魄哉「お仕事戻ります。」すたすた

飛天「仕事の邪魔してごめんなー 天海サマ」





焔「しっかしアレか。
やっぱお前にしわ寄せ行ったか。」うーん。


粋「Σぎゃああ!前触れなしに Σあだっ!!」

白「静かにしろってば。

爺 玄関使わないと怒られるぞ」


焔「お前に常識的な指摘されるとはなー
成長したもんだ。爺ちゃん感激



・・・あんま延びてねえな」

白「爺がでかすぎるだけだ。」むかっ

粋「兄上 お願いだから暴れない方向で」ハラハラ




家康「しわ寄せって何?

飛天の縁談ラッシュなんか理由あるの?」

焔「実はな

ガラスの里 同年代のガキがこいつと彬羽しか居なかったんだよな」

シロ「ああ。それなら前に聞いたな」

飛天「鳥インフルエンザ大流行で 人間だから関係ない俺の母上と
気合い半端ない彬羽の母ちゃんくらいしか子供生んで育て出来なかったんだよな」

蒼月「バカラスの親 凄すぎない?」


飛天「気合いと憤怒で生きてるようなおばは・・
いや何でも」

家康「相当嫌いだったんだね」うんうん。




シロ「ん?ちょっと待て

同世代がおらんのなら見合いとか縁談と言うのは」


焔「他の種族からしかねえだろ」

飛天「わっかりやすい政略結婚なんか出来るかああっ!!」うがあっ


蒼月「すっごい納得した」うん。



家康「いやいや。同種じゃなきゃ嫌なら案外歳上とかもいいよー?」へらへら

蒼月「お前の趣味だろそれ」

飛天「年上なら普通に親世代しか居ねえよ」

粋「あー。それはなあ」うーん。





白「あれ?」ぴく

飛天「ん?なんだ?」

白「あ。やっぱいい」




焔「気になるから言え。」 ふん捕まえっ

白「酒くさい。言うから離せ。

ひょっとして血筋絶さないためにお前の母親らちららて来
粋「Σストップストップ!!やっぱ言わなくていい!!」ひいいっ

白「いや。爺が言えって」

シロ「発想が恐ろしいわ!!」



飛天「いや大丈夫。
うちの両親普通に駆け落ちだ」


焔「で、こいつの父親俺のダチだろ?

そんでお前らの父ちゃんが影響受けちまってなあ
反対されるくらいならと駆け落ちして出来たのお前らな。」

粋「Σ聞きたく無かった!!」

白「コメントしづらいな。」むう






飛天「あれ? つまりお前ら生まれたの
喪とを正せばうちの両親がバカップルだったから と?」

白「なんか嫌だな。」うーん。

粋「・・生き物の存在って儚いよな」


シロ「Σいかん。壊れ始めた」



焔「そんな言うなら ダチも息子も駆け落ちするわ
しっかし俺も人の事あんま言えねえしの俺はどうなるよ」

白「爺 いまだにばあちゃん命だからな」
焔「ばあちゃん呼びやめろ」



家康「妖怪って夫婦仲いいの?」

飛天「個体差?
そこらは人間と変わらないと思う」うーん。





千様「親世代で情熱使いきっちゃったのかしらねー
この子達。」


粋「姉ちゃん さらっと会話に入っ「入るタイミング難しかったわ」ふっ



白「とにかく嫌なら断れ
相手に失礼だぞ」

飛天「お前の性格羨ましいよ」ため息。


焔「それか相手見付けるかだな
こりゃ運を天に任せるしかねえがなー」

シロ「こういうのは運なのか?」

千様「思春期の子が居るからあんまりシビアな話はダメよー」








ーーーーーーー




一二三「お仕事お疲れ様。

お茶どうぞ ですだー」てててっ



魄哉「あー。助かります」ほっ

彬羽「居間が騒がしいな

あいつら 全く静かにしろっつってるのに」イラッ


魄哉「まあまあ。ちょっと飛天君がお悩みのようで。
ここは少し我慢しましょう」

彬羽「Σげ
あの馬鹿また来てやがるのか!?」


一二三「?
お茶菓子 あ、彬羽さんは甘いのダメだなー
おせんべあるだよ?」ぐりぐり

魄哉「一二三ちゃん 無理矢理はダメで


Σひっ!」びくううっ!!





飛天「 ・・・。」柱の影からじーーーっ



彬羽「Σ羽が丸見えだ馬鹿野郎!!何してやがる!!」



飛天「そうか。お前 昔からしっかりしてたもんな。
ちゃーんと先の事は考えてたか」ふっ


彬羽「は?」






飛天「この際趣味はどうでもいい。
年頃になるまでちゃんと待てよ」真顔。


彬羽「」ぷちっ



ばさあっ!


魄哉「Σ彬羽君!戦闘モードやめてくださいっ!!書類が飛ぶうううっ!」ひいいっ







>サイトトップに戻る