小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月15日

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[江戸城]



魄哉「あー・・晩御飯は鍋がいいですねえ」ため息。

挿音「行き帰り寒いなら いっそ家のみで仕事しろや
トシなんだしよ」キセルふー


魄哉「書類に灰落とさないでくださいよ
空気が乾燥してるのであっという間に火事になります

そうできたらいいんですけどね


上が居ないと気が緩んでそれが集団だと偉い勢いで堕落するのが人間ですから」
※実質幕府の政務全般切り盛り担当 天海大僧正


挿音「あー。そりゃ確かに」
※主に前科持ちチンピラで構成された徳川忍軍頭領 服部半蔵


魄哉「数日に一度は登城して仕事しないと ただでさえやっばい財政が破綻しかねませんしねえ」

挿音「だな。
目を離したら 世紀末が来るってもん「予測される事態が多分違いますねそれ」



挿音「まあなんでもいいけどよ。

年末くらい家の事はあいつらに任せときゃいいんじゃね?
年端のいかねえガキでもあるまいし」

魄哉「うーん。しかし
年齢的には大人でも あの面子ですからねえ」

挿音「今日ならまだ杜和いんだし 伝書鳩で頼んどきゃよくねえ?意外としっかりしてんぞ?」



魄哉「ちょっと待ちなさい

年頃の娘が泊まってたんですか?」


挿音「あの面子ならある意味安心たろが」しれっ




魄哉「良くないです良くないですって!!!

皆年ごろなんですから万一間違いが起きたらどうするんですかっ!」

挿音「おい 大事な書類雪崩起こし「それどころじゃないでしょう!!」くわっ











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千様「あのー杜和ちゃん。 お客様なんだし洗い物とかしなくていいのよ?」

杜和「えーでも 食器の山が気になりません?

ああ。その無駄ーに大きなお胸が邪魔で見えないんですわね?」くすっ


千様「なんでアタシちくちく攻撃されてるの?」



小太郎「女の争い怖い怖い怖い」がたぶるっ

シロ「言うなれば あの頭おかしいブラコン娘からしたら
入籍する予定の兄とひとつ屋根の下に住んどる女だからな
敵意も向けられる か?」うーん。


石燕「そのセリフだけで色々ヤバイっすよね」

千様「えー。 アタシは普通に昔馴染みの家に転がり込んで居座ってるだけよ
何もしなくても美味しいご飯出てくるし」


シロ・小太郎「どこが普通だ。」


石燕「あのー 千様さ以外 皆性別男なの解ってるんすか?」おそるおそる

千様「一二三ちゃんがいるじゃない。
そして とっても美味しい状況じゃない」どやっ

小太郎「成る程
同じ女でもお互い理解できないんだろな」納得。





白「挿音から伝書鳩来たぞー」

鳩「ぽぽー」



杜和「え!何々!なんですの?」わくわくっ

白「ちょっと待て。漢字読めない」

石燕「ちょい失礼

あー。魄哉さんが冷えとデスクワークでガチガチなんで晩御飯寄せ鍋作っててくれって書いてるっすね」

千様「寄せ鍋? まずえーっと
杜和「白ダシですわね!
お任せくださいっ」


千様「・・・・。」



シロ「意図的にかぶせたな」

小太郎「だな。怖い怖い怖い怖いっ」



粋「あれ?まさか今日も居るつもりかよ?」

杜和「唯一危険な蒼月さんがコタツムリですので心配ありませんわ」きっぱり


蒼月「Σえ。俺そういう扱い!?」ごそそっ

シロ「意外と賢いな」納得。



白「嫁入り前の女があんまり外泊するな
程ほどにな」

杜和「Σまさかの一番非常識な人に!!


あ、明日には帰りますわよっ!」ふんっ







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魄哉「あれ?そういや 日之丸君はどうしました?」昆布茶ずずー


挿音「落ち着いたか。
日之丸は彬羽の無言の圧に耐えかねて 昨日の内に帰った」

魄哉「・・ 御愁傷様ですねえ」

挿音「いつの時代も相手の親父は最大の難関だよな」キセルふー。





魄哉「Σぶはっ!

(6歳児の惚れた晴れたまともに考えてるんですか この子は!)」げほごほ


挿音「?」







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