小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月13日

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家康「今日はちょっと暖かいねー
天気いいからかな?」

蒼月「は?どこが?」むすっ

シロ「コタツから顔だけ出しとるのシュールだな。」


小太郎「これくらいの気温でもダメなのか?」

蒼月「ダメダメ 一度冬眠スイッチ入っちゃったら春まで気が抜けないねー」

シロ「3月と考えて
・・長いな」ふむ。





家康「え? 今11月だよね?
4ヶ月とかあっという間だよ?」

魄哉「そりゃあんたがオッサンだからです。」きっぱり



家康「ホントはっきり言うよねお前。」

魄哉「若い子からしたら4ヶ月とかなっがいんですよ
てか子供は一時間すら長く感じるもんです」


蒼月「で、かく言うジジイは?」

魄哉「千年生きててその感覚だと頭イカれますよ?」

シロ「一人だけ一時間が秒速で流れ去っていそうだな」


魄哉「そう考えるとホラーですよねえ
さーて。今日もお仕事頑張りますか」すたすた。


千様「そしてその貴重な時間が徳川の業務に当てられるのね」

家康「・・マメにお茶でも淹れるよ うん。」





白「のんびり家康いじめもいいけど、 今年はめちゃ寒くなるみたいだぞ?」

蒼月「Σげ。今以上に!?」


白「うん。バカラスがカマキリの卵の位置から割り出したらしい」

シロ「カマキリ?」





彬羽「カマキリは何故かその年の積雪量が解るらしい
そして卵は絶対に雪に埋もれないようにそれより高く産み付ける
つまり、やたら高い所に孵化してない卵が有ればその年は大雪だ。」真顔っ

蒼月「助かるけど マジでなにその豆知識。」


粋「お。ホントだ ほらほらあの木の上」指差しっ

千様「Σええ!アタシらの背丈より高いじゃない!?」ひいいっ


彬羽「言っとくが あくまで『埋もれない高さ』であり
『真下まで雪が積もる』じゃねえからな」


粋・千様「Σなるほど!」おおっ



白「この家でそれなら下の町とか雪に埋まるぞ」

家康「だね。山の上でそれとか怖すぎる」




蒼月「つまりは今年は去年より冷えがヤバそうって事だよね
あーやだやだ 毎年それ言ってんじゃん」ため息。




白「積もった雪の上に小太郎投げるの面白いよな」わくわく。

粋「たまに頭から刺さるけど 喜んでそのまま雪の中泳ぐみたいに進むんだよなー
やっぱ犬だよな」うんうん

シロ「犬を投げるな。」

家康「今年も雪合戦で粋が的にされるねえ
そう考えると楽しみかも」わくわく。

千様「雪合戦と言えば殿、去年はしゃいでスッ転んで後頭部打って失神してたわよねえ」




蒼月「アンタら気楽でいいよね」 けっ



白「・・ 雪ダルマくらい作ってやるぞ?」


蒼月「いや、雪で遊びたいんじゃないから」





魄哉「なんなら冷たくない 見かけだけ雪に似た何かを考えてみますが」ちらっ

蒼月「Σやんなくていい!! また変な物造っちゃうだろ!アンタのいちいち怖いんだよっ

大人しく仕事しててお願いだから!!」


千様「さては一人で机に向かってるの寂しくなったわね」

彬羽「手伝うか。」ため息。

家康「毎度ごめんねー」





白「蒼月 そうカリカリするな。
怒っても春来ないぞ」

蒼月「そりゃそうだけどさ」むう


白「あんまりイライラしてるとバカラスみたいに眉間に皺寄せる癖がつ あいた。」

彬羽「俺のは近眼だ。」


白「痛い。」たんこぶ

彬羽「全く いちいち人の神経逆撫でしやがって」ぶつぶつすたすた



シロ「わざわざどつく為に戻って来たのか。」

家康「絶対性格が8割占めてるよね 眉間の皺」




白「ふむ。
じゃ 逆撫でやめて元気になる事教えてやる」頭さすりさすり

蒼月「ん?何々?」





白「もう少ししたら地獄太夫が遊びに来るぞ」

蒼月「Σおおおーー!!」きらきらっ

シロ「地獄太夫とは あれか」ふむ。

家康「歴史上でも有名な美人だねー
そいや一時期よく来てたよね」

白「その辺観光?してたらしくて 土産持ってくるって」

千様「幽霊が観光?」


蒼月「よっしゃあ!綺麗なお姉さんいらっしゃーい!」

家康「お。元気になった」

シロ「単純だなお前は」引。





白「て事だ
良かったな」

粋「おおおおお!!」キラキラッ


シロ「Σこっちもか!!」





家康「前から気になってたんだけど
粋も綺麗なお姉さん好きなタイプ?歳上好き?」


白「どっちかと言うとファンだな 地獄太夫 伝説の芸能人だし。

追っかけとかするタイプだ」

家康「あの子役者志望なんだから追っかけられるくらいでないとダメなんじゃ「だから見習いなんだぞ?」









小太郎「あれ?千様どした?」



千様「別に。」けっ





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