小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月6日

f:id:t00c:20191106113227j:plain





魄哉「彬羽君。今日休みですよね?」

彬羽「ん? そうだが」



魄哉「よし。日頃の事務ボーナスと言う事で 冬物仕立てに行きましょう!
バイトの御給金片っ端から一二三ちゃんのあれやこれやに使ってるでょう?」

彬羽「Σはあ!?いらんいらん
一人で行け!」




魄哉「しかし今日も早朝から心臓跳ねるレベルの馬鹿でかいくしゃみが」 真顔。

彬羽「五月蝿かったか すまん。」



魄哉「いいから行きましょう
その背丈じゃ既製品合わないでしょう?
普段から贅沢しないんですからこれくらい遠慮しないしない
僕も年末年始に要るんで予約入れてるんですよ」

彬羽「ああ各種式典用か
何だかんだで財政潤って
「自腹です。」


彬羽「・・そうか。」
魄哉「溜め込んでるんで問題ありませんよ?

はい!という事で行きましょう既に二人分よろしくと言ってますし」にこにこ。

彬羽「Σ強制か!!」






千様「仕立て屋の親父 ついでに色々売り付けようとするから苦手らしいのよねー」お茶ずずー。

粋「あー。 まああいつ連れてったら大概のセールス黙るよな
でけえし。」


家康「で、蒼月はなんで拗ねてるの?」

白「蒼月も頑張ってるから連れてってやろうって言われたんだけどな

冬なんてまともに外にも出れないのに嫌味かと拗ねてコタツに潜った。」

シロ「面倒くさい奴だな。」






ーーーーー



[仕立て屋]




彬羽「Σおい。桁がおかしくないか!?」

魄哉「そりゃーいい物は高いですよ
彬羽君もボンボン育ちなんですから価値は解るでしょう?」



彬羽「いや。しかしこれは
そもそもここまでかける必要ないだろ」

魄哉「その分質がいいんですよ
じゃなきゃ愛用してませんって
何より長持ちしますし 何度もダメになって買い換えるより結果良い事もあります。」

彬羽「それはそうなんだが・・」反物じーっ




魄哉「ちなみに僕がむかーし買ったものの着なかった派手なのは今白君が使ってますよ
ね?長持ちするでしょう?」にこにこ

彬羽「ちょっと待て。何百年物だ」


魄哉「内緒です。
手入れすればそれくらい持つんですよ
長い目で見ればどちらがいいかは明白でしょう?」


彬羽「それだけ持たせられるのお前くらいだろ

しかし、百年単位で言われるとな。」悩。


魄哉「遠慮しないしない。

それだけ普段助かってるんですからねー」


彬羽(こちらが折れなきゃ終わらねえパターンか。)









ーーーーーーーー








石燕「一二三ちゃんの着物の生地がグレードアップしてるっすね。」ふむ。

魄哉「あの。彬羽君?」




小太郎「結果一二三の仕立てて帰って来たのか!?」きゃいんっ

シロ「お前らしいと言えばお前らしいが。」



白「子供の服は 遊びやすさが一番だと思う。」

彬羽「Σ五月蠅え! 置いときゃ後々何かに使えるだろが!!」





千様「あ。サイズ合わなくなった子供の服はきっちり取っておくタイプね」

家康「だねー。
メモリアルなパパだねー」




シロ「お前も大変だな」

一二三「なんでだ?

綺麗なお着物嬉しいだよー」にへっ


粋「あー。この為に貢いじまうんだな。」納得。







>サイトトップに戻る