魄哉「今日は寒いですねえ」
蒼月「だねー 早く春来ないかなあ」ため息。
家康「今年は冬来る前に心折れてるね」
シロ「毎年くたばりかけるからな。
大人しく準備して冬眠した方が良いのでは無かろうか」
蒼月「変温動物の冬眠成功度って何%か知ってる？」
シロ「Σ待て待て！魂食いにかかるな！！
悪かった！！そこまで危険とは思っとらんかった！！」
蒼月「栄養摂れば生存率上がるかも 」くすくす
シロ「Σ若干本気か！！」ひいいっ
魄哉「あー。壊れてますねえ」
粋「んな危ねえの？」
彬羽「一般でも飼われている蛇は温度を高くして冬眠させないのが普通だ。
つまりそういう事だな」
一二三「へー。」ふむふむ
蒼月「よし！楽しい話題にしよっ
これからイベント盛り沢山の季節だよねー」
白「その話題こそ お前悲しくならないか？」
粋「Σ兄貴！！しーっしーっ！！」
蒼月「・・気分だけなら味わえるし」けっ
シロ「馬鹿たれ。」
白「早めにとめてやった方が傷口小さくて済むんだぞ？」
蒼月「あーあ。なんだよホント
冬ってつまんないなあ あー暇っ」
魄哉「こればっかりは仕方ないですねえ
大人しくしておきなさい」苦笑。
千様「そんな蒼月君にプレゼントー！
厚着かっこ悪いって嫌がるから あったか素材で羽織り作ったわよー」じゃんっ
一同(Σ柄の趣味わっる！！)
蒼月「へ？ああ
わざわざ手作り？ありがとう」
小太郎(Σさすがだ蒼月！
一瞬ビビったけどタラシスマイル！！)
魄哉(しかし決して縫うのは下手ではないのに 途中で飽きたのが一目で解るクオリティ
これはさすがにっ！)冷や汗っ
千様「縫い物なんて久々だから時間かかっちゃってー
徹夜したのよ これ着てあったかくしてね。」にこにこ
蒼月「う、うわあ。そうなんだ！わざわざありがとうっ」
一同(あ。ダメだこれ)
魄哉「柄はこの際 おそらく一冬使用に耐えられません
隙を見て一部直しますか」ヒソッ
家康「お前がやったら一目で解っちゃうよ？
無駄にプロレベルなんだから」
魄哉「Σく！」
石燕「おや。皆さん団欒すか？
おー 蒼月さんいいの着てるっすねー」ひょこっ
千様「頑張って縫ったのよ」えへん。
石燕「へー
前衛的でお洒落っすね」
シロ「さすがの言いまわしだな。」うむ
粋「いや、あいつの場合本当に美的感覚に合ってんのかも。」
一二三「背中の般若の迫力凄いだなあ」
蒼月「えーと。
これからもっと寒くなるだろうし
そしたら活用させて貰うね
まだ少し暑いや」そーっと
千様「はあーい。気に入ったみたいで良かったわ」
魄哉(Σあああ脱ぐだけで袖が取れそうにっ)おろおろっ
粋「兄貴何してんだ？」
白「音を立てる準備。」紙風船スタンバイ
家康「かき消して誤魔化す用だね 成る程。」
蒼月(よっしゃ！うまく袖抜けた！)ほっ
小太郎「冬の間毎日これやるのか？」
シロ「う。うーん。」悩。
襖すぱーん！
挿音「だあくそさっみいなあ！！」
蒼月「Σうっわあああ！！もげるだろ！」びくうっ
挿音「は？何がでえ？」
蒼月「Σへ？ いや、何がだろねっ」
家康「夜間警備お疲れー
忍もこれからキッツイよねえ」
挿音「おうよ。冷える冷える
寒くてやってらんねえわ
お？蒼月珍しい物持ってんな
使わねえならそれくれねえ？」
蒼月「Σはい？」
千様「Σちょっと！それ蒼月君に縫ったのよ！！」
挿音「別に誰が使おうがいいだろが
つか 般若っつったら俺だろ」
千様「Σなんか解るけどどんな理由！？」
挿音「んじゃ貰ってくわ
あ、作り甘えから袖取るぞ」
千様「アンタほんっと失礼ね！」きいいっ
粋「えーっと？」
シロ「嵐が去ったな。」ふむ
蒼月「なんか丸く収まった感じ？」
家康「てかあいつ 絶対一部始終聞いてたよね 」
一同(Σアニキーーッ！！)
魄哉「解りやすい子ですねホント」
白「即座に解るのお前達くらいだと思う」
千様「よし！蒼月君 お姉さんもう1着頑張るわっ
今度は取られないようにね！！」
蒼月「Σはいい！？」
小太郎「Σ無限ループ！？」ぎゃいいんっ
魄哉「あ！徹夜続きは肌が荒れますよっ
少しお手伝いしましょうか」
千様「あら、そうねえ
一人で作るの大変だし お願いしようかしら」
粋「よっしゃ！さすが！」
彬羽「お前公務はいいのか」
魄哉「公務もですが家族も大事ですから」ふっ
家康「よし蒼月。冬の間はコタツでデスクワークだ」にっこり
蒼月「Σ暇じゃなくなるけどそれは嫌だああ！！」
