小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

10月27日

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蒼月「バカラス いつも瓦版買ってるだろ?見せて見せて」

彬羽「は?手前が読むのか?珍しい」


蒼月「へっへー。ちょっとねー」がささっ


彬羽「ん?どうした」

一二三「蒼月さん固まったべ」

ちょんちょん。



蒼月「Σっわああああ!!」びくううっ!!

一二三「Σうぎゃああ!!ちょんちょんしてごめんなさいだああっ!」ひいいっ




白「一二三を苛めるな。」踏みつけっ

蒼月「Σ痛い痛い痛い!どこから生えたの!!
ちょっ背骨折れる折れるギブギブ!!」



一二三「びええええええ」

彬羽「落ち着け 何がどうした。」


蒼月「えーと。
・・この面子ならいいか。」じーっ


白・彬羽「?」





蒼月「富くじ 一等当たっちゃった!!」どやあっ




彬羽「そんなもん買ってるのかお前。」

白「なんだそれ?」

一二三「?」ぱちくり。


富くじ=宝くじ



蒼月「うん。取られる心配は無いけど反応薄すぎて悲しくなるな

一等だよ一等!!国が許可してる公営ギャンブル!!」

白「へー。」

蒼月「いや へーじゃなくて。普通にセレブ確定なんだけど」

白「そうなのか。」興味薄。





一二三「芸能人からしたらさほど執着するもんでねえんだな。」

彬羽「こんなのの癖に売れっ子だからな」



蒼月「Σほんっと感動薄くなるな!!」


白「よく解らないけど 良かったな。
とりあえず魄哉に毎月小遣いせびらなくても良くなるのか」

蒼月「いやー 案外一晩で使っちゃったりしてー」ふふんっ

一二三「いくらか知らねえけど どんなお店なら一晩で使いきれるんだべ
彬羽「知らんでいい。」きっぱり




蒼月「問題は どうやって換金するかなんだよねえ

外そこそこ冷えてるから 俺外に出られないし」そわそわ。


彬羽「俺は知らん
あぶく銭の為に使いっぱなんぞ出来るか」

一二三「おら子供だからダメだんべな。」


蒼月「えーと。師匠?
あの、ついででいいから

白「迷うし落とすし忘れるぞ。」

蒼月「ごめん。やっぱいいや」




白「頼むなら金に慣れてる奴にだな
あと、迷わない奴。」

蒼月「いや 地元で迷うの他に居ないから

んー。一番慣れてるのはジジイだろけど
・・ ダメだな 何となく。」


白「小遣いせびって博打ですかくらい云われるな」うん。

蒼月「Σ用意に想像出来る!!」



一二三「この家ネコババするよな人は居ねえだよ?
誰に頼んでもいいんでねえだか?」

蒼月「あのね。一二三ちゃん

ます馬鹿殿なら確実に事ある毎にお金貸してーって言ってくるし
先輩とかはおそらくガッチガチになるから 確実に大金持ってますって感じで変なのに絡まれるだろし、
千ちゃんだとくっそ高いのおねだりしてくるだろしでーー


つまり! 頼める人がいない!!」くわっ



彬羽「もう厚着して行ってこい」ため息。


蒼月「うーん。やっぱそれしかないか。

まあ、嬉しい事があるなら頑張れるね」うきうきっ







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挿音「なあ、今年の富くじ 一等の景品なんだっけか?」

魄哉「お正月に向けてもち米1俵ですね。
どうかしましたか?」きょとん。




挿音「あーいや。 別に」キセルふー。










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