小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

9月26日

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魄哉「あー 我が家の畳ですねえ」ぐったり


蒼月「んな所でへたばんなよ
何? まーた泊まりで徹夜?」

魄哉「ですよー
この時期は色々と雑務が山のように
Σあっ もうすぐ年末のあれやこれやも「いいからとっとと寝ろ。」



魄哉「・・部屋で寝るのでお静かに願います」よろろっ

蒼月「ちょっと尾羽出てる出てる」
魄哉「もう自宅なんでとうでもいいです」



蒼月(しばらく起きないよう一服盛ろうかなあ)うーん。

挿音「言っとくけどな。
お前の腕じゃ盛った所でバレっバレだからな?」

蒼月「Σうぎゃああ!居たの!?」

挿音「忍なめんなよ。

ただし 俺が盛ってもよっぽど疲れてねえと8割バレるからおっそろしいんだよな あん人は。」

蒼月「今気がついたんだけどさ。
伊賀の始祖って事はあのジジイもある意味忍なんじゃないの?」




挿音「・・清々しいほど微塵も忍んでねえよな」

蒼月「見た目からくっそ派手だしね」うん。





魄哉『くおら殿おおお! まった草履脱ぎっぱにして!
ちゃんと揃えなさいとあれほど言ってるでしょうがああ!!』

蒼月「Σさっさと寝ろって言ってるだろクソジジイ!!」



挿音(派手っつか うっせえオカンだよな。)キセルすぱー



魄哉「眠気が飛びました

全くいい歳してだらしのないっ
こら殿どこですかっ お外で恥ずかしいですよ!!」くわっ

蒼月「アンタが恥ずかしいよ!
オッサン相手にその言い方やめろマジで!」

魄哉「あの馬鹿殿がそこそこ可愛いげのあった時代から面倒見てるんですよ?
そりゃ いつまで経っても子供感覚で仕方な




千様「いいから鎮まりなさい。」


ブチッ

魄哉「Σあっだあ"ああああーーッ!?」

蒼月「Σ尾羽むしった!!」ひいいっ



魄哉「なっなななななんて事をっ」ぶるぶるっ

千様「徹夜明けでテンションおかしいわよ。
ほらほらさっさと寝なさい もっかいブチッと行くわよ」

魄哉「Σ恥じらいってもんが無いんですか!?」





千様「細かいわねえ そもそも尾羽ってどういう認識なのよ?」

魄哉「Σここで言えと!?」ひいいっ


挿音「俺にもわかんねーけど、それくらいにしといてやれや」

蒼月「尾っぽか。
蛇は羽無いしいまいちピンと来ないなあ」うーん。




挿音「そういや羽で思い出した

親父よ。江戸城でも結構徹夜明け 羽落として回ってるの解ってるか?」

魄哉「へ?」


挿音「あー やっぱ自覚ねえか

もともとアンタ歳くわねえわ 色々ぶっ飛んでるわで 皆今更人外でも違和感ねえわって感じなんだけどよ」

蒼月「江戸城の人ら ユルすぎない?」

挿音「こんなんが人間のが怖えだろ?

んで、

金ピカの羽とか縁起がいいから財布に入れとこって持ち帰られてるぞ」

魄哉「」


蒼月「あれ? 抜け羽もアウトなの?」







間。






彬羽「おい。魄哉がうなだれてたが 一体何があったんだ?」

千様「尾羽引っこ抜いたら凹んだわ」



彬羽「Σはああ!?」ドン引きっ


挿音「あと、抜け落ちた羽が金運アイテムにされてるって聞いて追い討ちだったみたいだな」


彬羽「なんだそりゃ どういうマニアだ」ひきつりっ




蒼月「あー やっぱ鳥類共通で嫌なんだね」


千様「ねえ。これ 一体どういう認識なの?
小太郎君とか尻尾さわっても怒らないし」

彬羽「Σそっ それはそのっ」




挿音「態度見る限り お前がやってんの逆セクハラじゃねえ?」

千様「Σげ!?」




蒼月「だよね。やっぱ
鳥類ワケ解んないよ」


彬羽「とんっでもない女だ」びくびく






千様「コレ お財布に入れたら金運上がるかしら?」尾羽っ

挿音「お前 人の話聞いてたか?」



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家康「おーい。 草履散らかしてたの謝るから出てきてよー」


魄哉『Σ入るんじゃありませんっ!』




小太郎「なんで部屋に引きこもってるんだろ
仕事辛いのかなあ」うろうろそわそわ

シロ「何か分からんが 辛い事があったらしい
そっとしておいてやれ。」








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