小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

9月20日

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小太郎「あれ?蒼月が居ないな
冬眠しちゃったかな」


家康「さらっと怖い事を。
あいつは朝から厠にこもってるよ」

小太郎「? 朝方冷えたからか?」わおんっ


家康「いんや。オールで夜遊びで二日酔い。」

小太郎「Σめちゃめちゃ元気だな!」




千様「ねえ、二日酔いの煎じ薬作れたわよね?」

魄哉「嫌です。
自制心ゼロの子は苦しんで学習すべきですよ」ふんっ


家康「で、保護者様がご立腹と。」

小太郎「こっちは絶対夜遊びしそうにないよな。うん」



白「質問。」挙手っ

魄哉「なんです?いきなり」

白「お前 一応徳川のトップなんだよな?」

魄哉「ええまあ、実質そんな感じになってますが
殿こんなんですし」

家康「はっはっは。丸投げ丸投げ」えへんっ

粋「良いのかよそれで。」




白「政治家なのに『せったい』とか『飲み会』とかしなくていいのか?」



家康「彬羽ー! この子に変な事教えないで!!」

彬羽「Σ 聞かれたから答えただけだ!!」

粋「どんな流れでそんな話になるんだよ 兄貴。」




魄哉「んー。そうですねえ
すっごく簡単に説明しますと」

白「ふむ?」





魄哉「トップがなんで わざわざやりたくもない酒飲んで相手しなきゃなんないんだって話です」にっこり

千様「解りやすいんだけど、暴君オーラ出てるわよ。」



魄哉「Σけけけ経費の無駄遣いですしっ!」

彬羽「徳川の財政ヤバイから別にいいんじゃねえのか?」

家康「こいつがくっそ真面目なおかげで質素倹約行き届いてて助かってるんだよ」




白「えーっと」

粋「偉い奴は飲み会出なくていいシステムって事だよ」



白「そもそも『せったい』ってなんだ?」

粋「カラス、パス。」

彬羽「Σまためんどくさいのを!!」





魄哉「まったく 人が職権乱用までして避けるような物を 好んでやりたがる人の気が知れませんねえ」

家康「ああいうのは好みがねー
まあ、若い子はどんちゃん騒ぎ好きなもんだよ」


魄哉「最近の蒼月君は度を越えてますって
夜中歩き回れないように 夕飯に下剤仕込んでやりましょうか」

小太郎「どんだけ厠と仲良くさせるつもりだよ。」




蒼月「鬼か クソジジイ。」ぜーぜー


魄哉「おや。おさまりましたか?
念のため洗面器持ってて下さいよ」しれっ




蒼月「なんだよ!少しは可哀想だと思えよ!!鬼っ!冷血ジジイッ!!」


小太郎(Σちゃんと洗面器抱えた!!)

家康(Σなんでこういう所ばっか素直なの!?)



魄哉「そうは言ってもですねえ
最近ほんっとはめを外し過ぎですよ

あと、なんで僕の名前で請求書来てるんですか」

蒼月「それはごめん。ぼったくりにひっかかった。」 きっぱり




家康「Σあああ!尾羽出てる!尾羽出てる!落ち着いてえええ!!」

千様「Σ人の姿保てないってどんだけキレてるのよおっ!!」ひいいっ




小太郎「ちょっ! 魄哉が錯乱したらとめられるのお前らだけだろ!何してんだよっ」おろおろ



白・粋・彬羽「接待の説明を。」

小太郎「Σまだやってた!!」







シロ「頭を冷やせ。」

ぴきーん。


魄哉「あの、物理的に凍らせ無いで下さい しもやけになります。」



蒼月「Σぎゃーっ氷っ!
それだよ!それが全部悪いんだよ!!」


シロ「は? お前は凍らせとらんだろ?
冬眠してしまうからな。」

蒼月「それだよ!!


もう少ししたら炬燵の中に潜ってないと生きてられなくなる時期が来るんだよ!!
今の内に遊んでおきたくなるのが人情ってもんだろ!!」



千様「つまり、 冬眠前の悪あがき?」

蒼月「寿命を目前にしたセミの気分だよ」けっ


家康「なるほど。そういう事かあ


だ、そうだよ?」






魄哉「・・・・・・・・ これくらい払っておいてあげますよ」すたすた。




小太郎「あ。尾羽引っ込んだ」

千様「なんだかんだで甘いのよねー」





白「お前も程ほどにな
相手も接待したくないかもしれないぞ」

蒼月「あのー 誰か通訳お願い」


粋「兄貴違う違う、蒼月の言ってるような店のは接待じゃなく接客
彬羽「やめろ。また説明しなきゃならねえ事が増える」



シロ「しかしだ。素振りしておったのでざっとしか聞いておらんが

魄哉の奴が派手な酒の席が苦手でつくづく良かったな」

家康「うんうん。上が無駄遣いしないのは良いことだよ」
シロ「いや、そうでなく




あやつ 酒乱であろうが。」


家康「Σそういえばそうでした!!」




千様「お正月とかは飲むわねそういや。
目付きが人●しそうになってて怖いのよねー」

蒼月「千ちゃん んな笑いながら Σう、また気持ち悪っ」どたたたっ

小太郎「がんばれー」







白「これは知ってるぞ。
酒は飲んでも飲まれるな だ。」どやっ

彬羽「そうだな。 珍しく合ってるな」うんざり


粋「つーか。俺らの周り酒グセ悪いの多いよなー」






一二三「何のお話だべか?」ひょこっ

彬羽・白・粋「Σ大人になってからな!!」

一二三「へ?」






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