小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

9月18日

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どだだだだだだだっ



襖がらっ


魄哉「殿おおっ!! 戸棚漁りましたか!?」くわっ!

家康「Σうおっ なになになに!? 漁ってないない!!」

魄哉「嘘をおっしゃい!他に居ないでしょうが!ほら吐いて吐いて吐いて吐いて!!」

家康「Σ違う私じゃな いやああ!逆さ吊りいやー!」ひいいっ




シロ「おいいったい何ご Σ本気で何事だ!? 」ひいいっ

千様「なんか解らないけどとりあえず離して上げなさい
んで、アンタが落ち着きなさい」


魄哉「いえしかしっ食べちゃったなら早く吐かせないとっ」


蒼月「何? 吐かせなきゃいけないもんで食われたら困るって
・・・Σあ!」



魄哉「先日、僕の茶菓子に毒が混入されておりまして」

蒼月「Σよく無事だよねアンタも!!」ひいいっ


魄哉「良く見知った毒のにおいがかすかにしましたので あーこりゃ盛られてるなと
で、詳しく調べれば入手先から犯人が特定出来るかと思い 飛天君に見てもらおうと思ったんですが」

シロ「成る程。

しかし 家康がつまみ食いしたのでは無いと思うぞ?
ぴんぴんしておるし 何よりお前の逆さ吊りのが万倍キツそうだが」ちら。



魄哉「すみません。持ったまんまでした。」
ぱっ

家康「Σぐえ!」

蒼月「そのほっそい腕のどこにそんな力あんだよ」



千様「えー。という事は江戸城内部の犯行?やーねえ」

魄哉「いえ、ひょっとしたら店舗の方に何者かな侵入した可能性もありますし

それより あれはどこに消えたんでしょう」





家康「いや、だいたい検討ついてるよね?
考えたく無いだけだよね?」

魄哉「やっぱわかりますか」冷や汗ダラダラ



シロ「Σあのバカか!! どこに行きおった!?」


千様「え、白君はつまみ食いはしないわよ?
あの子 人の物とるのは噛まれるものって認識だもよ」

蒼月「いやでも甘いものって言ったらさあ」うーん






一二三「ご、ごめんなさいだっ
白さんお仕事でお疲れだったから あげちゃっただ」涙目っ

蒼月「Σ一二三ちゃんにすすめられたらそりゃ食べちゃうっ!」ひいいっ




一二三「だだだだって!有るものは自由に食べていいだよーって言われてたからっ ごめんなさーいい」びええええっ

魄哉「いえいえむしろ一二三ちゃんが食べなくて良かったです こっちこそごめんなさいっ」おろおろっ




千様「彬羽くーん! 至急カラス軍団使って白君さがしてー!」

彬羽「Σはあ!?また迷子か!?」






家康「ちなみにその見知った毒の威力ってのは?」ひそっ

魄哉「アフリカ象でも生存不可です。」ひそっ

家康「・・ちょっと粋にお話ししてくる」すたすた。









間。









白「何なんだお前は あつっくるしい鬱陶しい。」ゴゴゴゴゴ


粋「Σめっちゃめっちゃ元気じゃねえかよ!、騙したな家康!!」ボロッ




家康「うーん。さすがお兄ちゃん大好きっ子
さがし当てるの早かったねえ」



魄哉「あのー。何ともないんですか?」おそるおそる

白「何がだ?」きょとん

蒼月「うわ、アフリカ象涙目だよ」



彬羽「その、言いにくいんだが
一二三がお前に食わせた茶菓子が毒物の混入していたものらしく その」しどろもどろっ





白「なんでそうなった。」



家康「まあ 驚くよね。」

シロ「こやつが突っ込みを入れる日が来るとは。」



千様「そうよ!なんでアンタもそんなヤバイの子供の手の届く所に置いてるのよ!危ないでしょ!!」


魄哉「そ、その点はすみませんでしたっ

元々手元に 僕の部屋に置いてたんですがアリが集って しかもポロポロ毒でお亡くなりで部屋が偉い事になってたんで 掃除の間おいといたんですっ」




白(そんなの食べさせられたのか。)うわあ

粋「あ、さすがに嫌そうだ。」

家康「私なら厠に走ってるよこんなん」





シロ「しかしお前 どんな体をしておるのだ
ひょっとして毒の効かん体質とかか?」


白「さあ? 体質は知らないけど」

昔から食べれるものはどうにかして食べなきゃ生きてけない感じだったし 体が慣れてじゃないのか?」

魄哉「君が野生動物でほんと良かったですよ」



粋「兄貴、一応聞くけど キノコには毒があるのが多いって知ってるか?」

白「ん?当たったことないな。」


蒼月「あ、これ 毒耐性マックスだね。
野山のキノコてほぼ毒あると見ていいもん」

家康「毒に体慣らしてるんだね
あっはっは どこの殿様だって話だねえ」


シロ「Σちょっと待てお前もか!?」

家康「私はここまでえげつなくない 人間だし無理。」ふっ





彬羽「だ、そうだ。」

一二三「ごめんなさいだよおお!しんじゃやだああ!」びええええっ

白「あれ?人の話聞いてたか?」


千様「相当怖かったみたいでパニックなっちゃってるのよー
よしよし白君は普通じゃないから大丈夫よー」



粋「夜泣きすんのかな これ」

蒼月「俺に聞かないでよ
子育てなんてした事ないよ」




シロ「ほれ。アニマルセラピーだ」

小太郎「わんわんっ」しっぽふりふり


魄哉「すみません。小太郎君 僕も撫でさせて下さい」よろろっ


一同「Σこっちもか!!」







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