小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

9月10日

f:id:t00c:20190910145552p:plain





〔割烹 春一〕



庵「ねえねえ!隣町で秋祭やってるって!!」

朱禅「早くないか?」



粋「はええの? そもそも大体の日取り決まってるもん?」ソバずずーっ





彬羽「秋祭は本来豊作を土地の神に感謝する行事だ。
時期的にまだ米とれてないだろ」

粋「マジかよ。知らなかった」ソバちゅるんっ


庵「なんでも付近の住民が順次来れるように週ずらしてやるらしいよ」

粋「Σ客の取り合いを避けたか! 成る程あったまいい!!」

ひな「神様ないがしろにされてますね」

彬羽「人間の祭なんざ そんなもんだろ」





ひな「彬羽さん。そろそろ氷嚢変えた方がいいですよー」

朱禅「つか、今日もあっちいし帰っていいぞ」

彬羽「出勤したからには 仕事はきっちりして帰る」きっぱり。

庵「氷の補充追い付かないんだけど」




粋「倒れねえ程度になー」




朱禅「てか今日は一人か。珍しい」

粋「ん?兄貴なら多分そろそろ来るぞ

帰り際につつじに捕まってたけどよ」




がららっ


ひな「あら、噂をすれば影 Σひっ!」びくっ






白「めちゃくちゃダメ出しされた。」ムカムカっ


粋「Σまさかの!?」


白「つつじとじゃそもそも芸風が違うのにしつこいしつこい」ムカムカいらいらっ


朱禅「あー。方向性の違いな。
役者も大変だな つか店燃やすなよ」





ひな「あー びっくりした」どきどき

粋「あ、初めて見るか
戦闘モードの兄貴こええんだよ ごめんな」

彬羽「芝居小屋 炭になってないだろうな」

粋「た、たたた多分大丈夫っ」


ひな「大丈夫です。煙は見えません」







庵「そんならこれだっ! 隣町の秋祭!!」ビラどんっ

白「この暑いのにか。」即答。




庵「気分転換失敗。」ふっ

粋「マジで悪い。悪気はゼロなんだ 本気で暑いからダルいんだ」


朱禅「お前も大変だな」


粋「よっし! 庵の犠牲は無駄にはしねえ!!」すっく

庵「いやそこまで大したもんでも無い無い」





粋「兄貴! 秋祭と言えば リンゴアメ「よし行く。」


朱禅「だろうな。」うん。



ひな「秋祭・・

あ、この際うちも今日お休みにしましょう!」

彬羽・庵・朱禅「Σへ!?」




ひな「せっかくだし お祭り満喫してきて下さい

どうせ今日も閑古鳥鳴いてるんですから 」




朱禅「うん。ぐうの音も出ねえし それでいいや」ふっ

粋「お前 店主なのに立場弱いよな」

朱禅「尻に敷かれてっからな」


ひな「よし!早速準備 久々に遊びましょ!! 」わくわくっ
朱禅「Σへ!?」



粋「あーはいはい。そう言う事っすねー
お熱いねーほんと」けっ




ひな「ほらほら庵さんも白さん達に着いていけばいいんですよっ
粋さんなら気を効かせてくれますしっ」ひそひそっ


庵「Σいやいやいやいや!!私はそういうんじゃないしっ!!」



彬羽・粋(何話してるか解りやすいな。)




彬羽「じゃあ仕方ねえ。帰るか
暑いし調度良かった」

白「あ。バカラスちょっと待て。」

彬羽「ん?」





白「迷子になった時の目印にお前も来い。」

彬羽「迷わ無いという選択肢はねえのか。」 ※約2メートル




粋「よっしゃあ!! 兄貴は任せた! 遊びまくるぞー!!」

彬羽「Σ待て待て待て待て!!
この暑い中こいつの面倒なんか見れるか!!」

白「失礼だな。
迷子のお知らせで保護者で名前出してやろうか 」

彬羽「Σ本気でやめろっ!」







ひな「ほらほら 若干行きやすくなってんでは?」

庵「えええー・・」引。



朱禅「この面子、俺ならむしろ行きたくねえよ。」






>サイトトップに戻る