小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

1月25日

 

 

遊郭

 

地獄太夫「おんや?あの子は」

遊女「ああ。この前入った子ですよ

うちの姐さん方もびっくりするくらい努力家でー
早くも身受け話が決まったとか何とか」

地獄太夫「ほう。大したものにござんすあ

しっかし アレは」ふむ。

 

遊女「?」

 

 


ーーーーーーーーーーーー

 


粋「Σはいい!? え?
俺等にその身受け先探れっての!?」

地獄太夫「さいざんす。」

 

テオドール「身受け  とは?」はて?

家康「えーと。あれ?未成年に何処まで説明して良いの?」困惑っ

 

 

地獄太夫「何だかんだで遊郭は大概の女にとっての牢獄。
ましてあの子は 聞けば家の没落で否応なしに放り込まれた哀れな子。
出られると言うのにアレは不自然にござんす

と言う事で 幸い見受け先は そういうのに疎いお堅い御人。
うまく誤魔化すんでお付きとして潜り込んでほしいんでござんす」

粋「え、あのっ

ほらそれってつまりそのっ」あわあわっ

 


白「ん? ちじょうのもつれ って奴なのか?

それで何で俺等に言うんだ?」はて?

地獄太夫「ただの痴情のアレコレなら 主さん達の手を煩わす事はありますまい。
ただその あの子はこう
この状況で鬼気迫ると言うか」うーん。


彬羽「女は魔物と言うしな。」ジト目っ

地獄太夫「カラスさん 何故にわちきをガン見しながら言いなんすか」

 

千様「地獄ちゃん。ついさっき 久しぶりついでに白君を奥に引きずり込もうとしたでしょ?」

地獄太夫「チャンス到来かと思いんして。」けろりっ

 


テオドール「我が主、 もうちょい距離取って下さいませ」うわ。

白「あ、そうそう
さっきの身受けってのだけどな
こう言う事らしい」ごにょごにょ

テオドール「Σぎゃあああ日本の黒歴史ーーっ!!!」ひいいっ

 

粋「Σこら兄貴 また何言ったの!?」

家康「そもそも白自身が間違って覚えてる可能性も有るよ」あーあ。

 

 

千様「うちの子達シャイだからー

そう言う話 まともにしたがらないものねえ」あらあらっ

地獄太夫「まずは 遊郭のシステム他の説明からにござんすな」うーん。

 

 


間。

 

 


テオドール「要するに 椿姫に御座いますね」成る程っ


地獄太夫「西洋にも似たシステムがあるのでござんすなあ」ほうほう。

 

 


家康「カルチャーショック大丈夫?」


粋「フワッとしか知らなかったけど
そう言う感じなんだ」ガーン。

彬羽「改めて聞くとキッツイな」うむ。

白「えーと。 借金のかたに女が時間いくらで売り買いされてて 
たくさん金払えば 買い取れるって話だな?」ふむ。


地獄太夫「それで間違ってないから 悲しゅう御座んすなあ」うーん

 

 

テオドール「ん?しかし地獄太夫さんは 遊郭にいる理由のない方では?
そもそも気合いの入った幽霊に御座いますよね?」おや?

地獄太夫「わちきは ほとんど芸事の師匠をしてござんすからなあ。

後、遊郭は各界のお偉いさんが来なさるんで 主さんや殿さんの役に立つ情報も入りやすう御座んす。
死人ゆえ身よりもござんせんし わちきには良い住み処なのでござんすよ」

テオドール「はー。色々に御座いますねえ」ほう

 

 


彬羽「しかし 気が進まんな。
人間同士のいざこざだろ
化け物絡みならともかく そんなのを嗅ぎ回るのはな」うーん。

石燕「いやー。やっぱこっち側の案件だと思うっすよ?」ひょこっ

彬羽「ん?」


白「この前みたいに 人間が鬼にでもなるのか?」

石燕「んー。どうっしょねえ?」

 

粋「ん?あれっ
この流れってつまり」嫌な予感っ

 

 


ーーーーーーーーーーーー

 


【再び遊郭

 

 

お客「ほー。あの新人もう身受けかあ
金持ちはやる事が違うねえ」

 


地獄太夫「はい。うまく荷物持ちとして 宴会とオマケに一晩宿をと言う事になりんした。
探りお気張りなんし」

粋「Σだから何で俺!?」

地獄太夫「他のお人等は目立ちすぎて ただの荷物持ちには無理がござんす」

粋「Σだああ一般人ぽい見た目が悲しい!!」どちくしょおおおっ

 

 

地獄太夫(あくまで当社比なんで
かなりヤンチャな一般人にござんすけどなあ) うーん。

粋「うう、覗きなんてやりたかねえよう」ぐちぐちっ

 

地獄太夫「何を言ってござんすか。
男なら どうどうと覗けてヤッホイくらい「Σやめて余計辛い!!」ひいっ

 

地獄太夫「花街ジョークにござんすよ」

粋「Σジョークが生臭えよ!!」

地獄太夫「シャイな御方にござんすなあ」おやまあ。

 

 

彬羽「これでもかと からかわれてるな」うわ。

テオドール「えーと。」困惑っ


白「別に嗅ぎ回るのあいつだけじゃないのにな」やれやれっ

テオドール「よく平気に御座いますねえ」わお。

白「大人だからな」うん。

 

彬羽(あそこで涙目になってるのは俺とタメぐらいのはずなんだがな。)

 


白「じゃ 俺等もこっそり着いてくか

何か有ったらとめなきゃダメだし」すたすたっ


テオドール「あの、石燕さんから何を言われたので御座いますか?」

彬羽「・・人の世 特に男女間はドロドロしてるって事だ」

テオドール「はい?」はて。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 


新人花魁「ふう。
宴会とかやってらんないわ」はーやれやれっ

 

粋(覗きじゃありません下心とかありません!
マジでごめんなさい) 天井裏こそこそっ


新人花魁「さーてと

うまく潜り込めたし」すたすたっ


粋(ん? 衣装箱?)こそっ

 

 

新人花魁「あの野郎
家屋敷もろとも吹っ飛ばしてやる」ふふふふふふっ

長持にぎっしり 爆弾の山っ!

 

粋(Σうおお思ってたより数倍物騒だった!!) ひいっ

 

 

新人花魁「けどこれ 適量てどのくらいなんだろ

これだけ有れば 人1人くらいボンってなるよね?」不安っ

 


粋(Σあ、お嬢か!
爆弾とか使った事ねえよなお嬢様!!

1個で充分っいや待て自分はどうする気だよつか全部行ったら隣近所相当偉い事になるけど!?)おろおろっ

 


新人花魁「・・ 線香花火よりは強い かなあ?」うーん。


粋(Σ対比物ーーっ!!!) 

 

 

 

襖がらっ


旦那様「おや 部屋に戻って居たのかい」

 

新人花魁「Σあら旦那様っ

いえちょっと 荷物の整理をと」ほほほっ

旦那様「そんな事は後で良い良い。
それより主役がおらんと宴席がつまらんよ
さあ席に戻ろう」

新人花魁「はあい」すたすたっ

 


粋(Σ一瞬すんげー目してたあっ!)ひいっ

 

 


すたすた


しーん。

 


粋(行ったか。


とりあえず爆弾は撤去しとこ。
あの姉ちゃん危なすぎんわ) 天井からすたっ!

 


襖がらっ!

新人花魁「あっれ カンザシどこー?」


ずしゃー!!ずざざざっ


新人花魁「Σえ。何 ゴキブリ!?」びくっ

 


粋(Σヤバいヤバいヤバいヤバい!!)屏風の裏っ

 

新人花魁「・・・

ゴキブリって駆除しないと増えんのよね」扇子構えてすたすたっ

粋(Σうおお男前っ!!
どどどどうしよ!)

 

 

 

新人花魁「ふんっ!!

 

あら? 居ない?」

 

 

屏風ぱたんっ。

 

 

 

 

【床下】

 

白「何やってるんだお前」

粋「Σ兄貴いいい!!」おおおっ

白「しーっ
見つかるだろ」むっ

粋「Σあ、やべっ

あの姉ちゃんマジでヤバいぞ
すんげー爆弾持ち込んでて
あ、ほらちゃんと盗ってきたけどっ!」ほらほらっ

白「お前それ
無くなってるのバレたら面倒な事にならないか?」

粋「Σあ」


白「仕方ない。変な事になる前に 片付けるか

ほら先行け狭い。
コレ元にはめとかないと」よいせっと

粋「うわパニクってごめん。

つか何してんの?」

 

白「もぎ取った床板ねじ込んでる」ぐいぐいっ。

粋「兄貴も大概 やる事ゴリラだよな」ああうん。

 

 

 

新人花魁(ここだけ畳凹んでない?

やだ ここからゴキブリ出入りしてんのかしら) うーん。

 


ーーーーーーーーーーーー

 

 

【夜】

 

 

 

粋「宴会なっげえええええ」うわー。

白「面倒臭いし もう宴会乗り込んでぶち壊してやろうか」
粋「Σストップストップ!
確かにほっとくとヤバそうだけど  あの姉ちゃん下手に刺激してまだ爆弾持ってたら更にやべえから!

何なら宴会吹っ飛ぶから!!」ひいいっ

 

白「あ。そっか
まだ持ってるかもしれないのか」はっ。

粋(兄貴 頭良いのかパーなのかマジでわかんねえっ) 心臓ばくばくっ

 

白「じゃ何するにも 宴会の奴等がバラけるまで待たないといけないのか
面倒だな」むう。


テオドール「あ、では終わらせて参りましょうか?」繁みからがさっ

 

粋「Σうお!お前何処から」

テオドール「普通に迷子になっておりました
ようやく妖気を頼りに御二人を捜しあてまして御座います」ふう。

粋「へー。そんなの出来るんだ」

 

白「さっさとお開きに出来るのか?」ん?

テオドール「おまかせ下さい

私、日本に参りましてから 社交性を身に付けまして御座います」どやっ

粋「ん? 乗り込んで芸でもすんの?」


テオドール「出せる芸など御座いません

はい!耳をお塞ぎ下さいませっ」くわっ

キイイイイインッ!


白「うわ」耳塞ぎっ

粋「ん?俺何も聞こえな Σげ」

 

空ざわざわざわっ


バササササッ

コウモリ軍団ずもももももっ!

 

粋「Σこっわああ!!」鳥肌ぞわっ!

テオドール「はい!ゴー!」びしっ

 


コウモリぶばばばばっ!!


客A「Σぎゃーー!なんだなんだなわだ!!」ひいいっ

客B「Σコウモリ!?なんでこんな Σうわこっちくんなああ!!」ぎゃああっ

客C「Σいやー!気色悪い!!」ひええっ

客D「Σ外に出ろ外に! 噛まれるぞおおお!!」うわああっ

 


旦那様「Σみ、皆さん落ち着いて日本のコウモリは噛みませΣおう!?」

コウモリ頭突きっ!

 


客どたばたっ!

 

 


テオドール「物事は作り上げるのは大変に御座いますが 壊れるのは一瞬に御座います」ふっ

白「よくやった。」うん。

 

粋「うっわ。宴席ぐっちゃぐっちゃ」ひええっ

 

テオドール「皆さんパニックに御座いましたからねえ
あーお料理が。勿体無い真似をしてしまい申し訳ありません」あちゃー

白「ん?

あれ あの女は?」きょろっ

粋「へ?
あれ? さっきコウモリ頭突きで伸びてたおっちゃんも居ないな」

 

一同「Σ!!」

 

 


ーーーーーーーーーー

 

 

新人花魁「旦那様 大丈夫ですか?
ほら、私の肩にお掴まりを」


旦那様「うーん。顎に入った。クラクラする
すまないね」よろろっ

新人花魁「いえこんな事

私、旦那様には感謝してもしたりませんもの
御安い御用に御座いますわ」

 

旦那様「いやそこは私の我が儘 いややめとこう。

しかし お前が来た日にコウモリに襲われるとは何とも縁起の悪い
屋根裏を掃除させんとなあ」くらくらっ

新人花魁「あらあら


コウモリって賢い生き物なんですねえ?」カンザシちゃきっ

旦那様「へ?」

 

 


壁ばきゃっ!!


新人花魁・旦那様「Σ!?」

 

ぱしっ!

新人花魁「Σあ!カンザシっ!」

 

ちゃりんっ!

 

旦那様「Σえ?何がどうした!?」よろっ

 


彬羽「ったく危ねえ。

直接ぶっ刺しに行くと言う事は
もう爆薬は持ってねえか」

壁がららっ。

 

新人花魁「Σ何!? え ホントに何っ!!」えええっ

 

旦那様「直接刺すって  え?」カンザシじっと見。

新人花魁「Σやばっ」うげっ

 

 


白「お。居た居たバカラス」

彬羽「お前等 三人揃ってなんで見失ってんだ」ため息っ

 

粋「Σあ。また建物壊れてる」ぎょっ

テオドール「あー 壁ごとカンザシ叩き落とされましたね」察し。

 

 

新人花魁「Σええい! 寄るとアンタ等も刺すよ!!邪魔すんな!」首にカンザシ突きつけっ!

旦那様「Σおう!?」

 


粋「Σ何本も着けてると思ったら!!」


白「えーと。
めちゃくちゃ簡単に言うと
お前それやめた方が良いぞ」

新人花魁「Σどんな止め方だ!!

私の実家はコイツに商売の邪魔されて潰れたんだ!
その上ちっさい頃から知ってる私をお買い上げ とかこのエロ親父 女なめてるにも程が有るっ!!」くわっ!

 

粋「Σう それは恨むかもっ!」ううっ

彬羽「秒でほだされるな。」

 

 

テオドール「それは ご実家におられる時 貴女が懐いておられたからでは?」

新人花魁「Σだから余計気色悪いんだ!!
男にゃ解らないよ!」うがあっ

 


粋「ん?

ちょい待て お前なんでんな事知ってんの?」あれっ

テオドール「ん? どちらも粋さんに説明されておられてないので?」おや。


白「へ?」ちらっ

彬羽「Σえ、 お前が言ってるものだと」

 

 


白・彬羽「・・・。」うん。

 

粋「2人して まあいっか。 みたいなのやめてくんねえ?」イラッ

 

 

 

新人花魁「無視すんな。

て、事で 私間違ってないからね
止めたらアンタ等もぶっ刺すよ」ちゃきっ。


テオドール「あの壁見てよくまあそんな事を」わお。

 

白「んーとな。

刺さない方が良いと思うぞ
お前も花街に居たなら 変だと思ったはずだし」えーと。

新人花魁「何が!」イラッ

 


彬羽「一言で言うとだ。

このおっさんが手前の親父だ。
そう言う事でやめとけ誰も得しねえ」ずばりっ

新人花魁「Σはあああ!?」えええっ

 

 


白「バカラス、デリカシー無いぞ」うわ。

彬羽「んな物気にしてて 娘が父親刺したら洒落にならねえだろが」

 

粋「へ?  

親子で身受け?」きょとんっ

 


テオドール「普通はお馴染みの『お客』になってから 身受けに御座いましょう?
手出しされないでいきなり身受け話にされたのが良い証拠では御座いませんか。」ね?


新人花魁「Σう。

た、確かに変だと思ったけど!

ちょっと どういう事だよ!!」くわっ

 

旦那様「そのそれが

私は昔 お前のお爺様の時に店に勤めていたんだけど
お前の母上と恋仲になってバレて叩き出されて
母上もそれで 即近く大店の息子と結婚となってしまって

その時 お前が出来てたのになあって

新人花魁「Σ早く言えよそう言う事は!!」

 

 

粋「えーと つまり?」混乱っ


テオドール「叩き出された憤りをバネにしてのしあがってみたら
昔の勤め先はバカ旦那の経営ミスで潰れており

その為 売り飛ばされた娘を救おうと頑張った不器用なパパに御座います。」

 

旦那様「お前の父上は実は父上ではないとか言う必要有るかとか 結構本気で悩んでて

とりあえず 養女って形で良いかなーとか」

新人花魁「Σなんでそんなグズクズなの!?」えええっ

旦那様「Σ考える前に早く助けて出してやりたかったんだよ!!」どちくしょおおっ

 


粋「いや 実の娘なら金で買い取らなくても」ええー。

彬羽「まあ、商人だからな
そして残念なから 正規ルートだ。」うむ。

 

 

新人花魁「何よそれ

爆弾まで用意した私 バカみたい」へたっ

旦那様「Σ爆弾!?」ええっ


粋「あ!それなら俺が回収したから!
大丈夫大丈夫っ 問題ないから」あたふたっ


白「ん?そういやお前 あの爆弾何処に置いて来たんだ?」

粋「へ?

えーと。その辺に置いとけないから持って歩いてて

Σあ!慌てて宴会の部屋に忘れて来たかも」はっ

彬羽「お前等 危険物の扱いが適当過ぎないか?」うわ。

 

 

 

【その頃 宴席の部屋】

 

 

縁側から風ひゅおおおっ

 

蝋燭ぱたんっ。

 

 

 

 

 


町人「Σうおお何だ何だ!?」

町娘「Σ何!爆発っ!?」ひいいっ

 

 

地獄太夫(わちきが殴り込んだ方が良かったかもしりんせん。) うわー。

 

 

 

 


彬羽「咄嗟の機転はさすがだ魔王」けほっ。

白「滑り込みで爆弾蹴り上げたぞ」どやっ。

テオドール「屋根だけで済んで良う御座いましたね」焦げっ

 

 

新人花魁「うわああ!死んだかと思ったーー!」うわーん。

旦那様「ごめんよごめんよ 怖い思いさせてごめんよおおお!!」うおおおっ


粋「うん、そのまんまずっと仲良し親子で居て 


怖えから」けほっ。

 

 

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1月24日

 

 

 

 


シロ「待て小太郎! 少し稽古の相手を「Σ動物虐待反対!」ぎゃいいんっ

 

家康「最近あの子 色んな意味で鍛練頑張ってるよねえ」うんうんっ

千様「そうねー
小太郎君 逃げてー」のほほーん。

 

蒼月「何も教えて貰えないのも不満だけど 教えて貰ったら貰ったで不満もあるみたいだけどね。」

千様「へ?何で?」

 

 

シロ「お前等は良いな
俺とはスタート地点が違う」ふっ。


粋「Σ何が!?」

白「今度は何だ 面倒臭いな」はーやれやれっ


シロ「Σそういう所が「うん。面倒臭い さっさと用件話せ」

 

シロ「ふん!もう良いわ」たたっ

白「?
何だあいつ」はて。

粋「今のはそりゃムカつくだろ」うん。

 


テオドール「察するに
妖怪は生まれた時点でそこそこの強さがあって羨ましい。的なお話しで?」

彬羽「あいつ自身 神の末裔とかってワケ解らん一族の出じゃなかったか?」困惑っ

 

 

 

間。

 

 

 

挿音「で、まーた拗ねてんのか
んっとにダリいガキだな」キセルふーっ

シロ「Σ喧しわ! いちいち口を挟むな向こう行け!!」うがあっ

挿音「は?此処俺の自宅なんだけどよ?
自分ちの何処居ても問題ねえだろが 泣かすぞ居候」キセルすっぱーっ

 

石燕「いやーすんませんね

煙とかマジ駄目なんで。
げっほごほでアバラ折れそうになるんすよ
寒いのに申し訳ないっす」ぺこっ

挿音「・・おう。」

 

 

シロ「喫煙者は 肩身が狭いな」ああうん。

挿音「うっせえよ。
つか 吸い終わるまでくらい愚痴聞いてやんぞ?」すぱーっ

 

シロ「うむ。それがそのっ

近頃な。鍛練すればする程
スタート地点から強い者は良いなと いや侍としてこういう考える事が甘い、いかん事だと解っておるのだがその

やはり生まれ持った才には敵わんのかとな」どよーん。

 

挿音「お前 それを徳川随一の天才忍者って言われてる俺に言うか?」

シロ「Σだああコイツも敵であった!!」どちくしょおおっ

 


挿音「つかよ。
どうせ人外組見ててネガティブ爆発したんだろ?
お前 同じ人外でも小豆洗いやひょうすべの前でそれ言えんのかよ」

シロ「Σぐ!」ううっ

 

挿音「つか、ひょうすべって何する妖怪よ?」ん?

 

石燕「ひょうすべ、見ると病気になるとか
笑い声につられて笑ったら絶命するとか言われてる ユーモラスな見かけに似合わないそこそこ凶悪な妖怪っすね」


挿音「まだ居たのかよ。妖怪博士
煙吸うぞ」

シロ「Σひょうすべ大概強くないか!?」えええっ

 

 

挿音「じゃ すねこすり辺りで」キセルすぱーっ

シロ「あの 何をしたいのか解らん毛玉か」うーん。

挿音「夜道で人のスネにそっと触ってビビらせるって マジで何がしてえんだろな?」

 

シロ「確かにそれよりは 戦闘力は有ると思うが。」うーん。


挿音(コイツも大概ボケ属性だよなあ) すぱーっ。

 


シロ「しかしだ。

やはり近頃 努力では才には追い付けぬと思うのだ。
鍛えれば鍛える程 己の無力を思い知ると言うか」

挿音「そりゃ青春だな」ほー。

シロ「Σこちらは真面目に話しておるのだぞ!?」むかっ

 

挿音「どーすっかなあ。
言葉で言うにゃ簡単なんだけどよ」うーん。

シロ「Σ何が!!」

 

挿音「お。吸い終わったわ
じゃ 俺は中入るわ 寒い寒い」すたすたっ

シロ「Σえ!おい」

 


しーん。

 

 


コマ『べそかいてらっしゃる?』筆談カタタッ

シロ「Σかいとらんわ!!」

 


コマ『あのですね。
才云々は置いといて
皆いきなり強いわけじゃないと思いますよ?』カタカタ筆談っ

シロ「改造されれば強くなる人形のお前に何が解る」ふんっ

 

コマ『人が話してんでしょクソガキが
最後まて話聞きなさい』内蔵ランチャーがこんっ!

シロ「Σうおお0距離やめろ 吹っ飛ぶ吹っ飛ぶ!!」ひいいっ

 


コマ『そんなワケで まずは最後まで』

筆談ぴたりっ

 

シロ「ん?歯車でも詰まったか?」

 


コマ『センサーに反応有り!敵襲!!』 警報みーみーみーみー!

 

シロ「Σうおおまたか!?」鬼切ちゃきっ

 

コマ『数が多い。
ランチャーでまとめてすっ飛ばしますので シロさんは相手を凍らせてくやたらはわなやわばばばにやらら゛』

シロ「Σ紙詰まっとる詰まっとる!
詰まりやすいのだから筆談口から出すなっ!」

コマ『じゃなきゃランチャー撃てななめなめらやりヒら 』がががっ

シロ「解った解った!
来た所をまとめて凍らせれば良いのだな!!」ああもうっ

 

 

 

 


テオドール「あちら側大丈夫に御座いますかね Σどっわ!!」灰ざらあっ!


白「そこ居ると巻き込むぞ。」

粋「あ。セーフ 番傘でガードした」おおっ


彬羽「で、今回は誰への客だ?」

家康「解んないねー。シバいてから考えよう」銃じゃこっ

 

小太郎「向こうは挿音も居るし大丈 Σあ。がしゃどくろ」ぎゃいんっ!


千様「石燕さんも居るのね 
近距離挿音で 後方からがしゃどくろ
あ、これ安心だわー」

 

 

 

 

シロ(やはり人外には勝てん!!)くうっ

コマ『2人とも人間やけどな』筆談肩ぽん。

 

シロ「Σまさかの普通の人間以下!!」がーん。

コマ『ネガティブやなー。』カタタッ

 

シロ「実際そうではないか!
凍らせる暇も無く あやつ等が片付け出したしっ!」くうっ

コマ『せやなー。

けど 絵描きの石燕さんは言うまでも無く 挿音さんもめちゃ努力してあそこまで来てんのやで』筆談っ

シロ「何故に関西弁だ」

コマ『ノリ?』筆談っ

 

シロ「ノリって。

ん?さっき本人も言っておったが 天才なのでは?」あれっ

 

コマ『そりゃ結果生き残ったから天才と呼ばれてるだけでな

戦国の世で子供が生き抜く為にって うちのパピーが鬼のような修行させて それ全部憤怒でマスターしたのがあの人よ。

結局天才なんて根性と努力が作る物よ』カタカタふんっ


シロ「いや、確かにやらねば生きれん的な鍛え方だったそうだが

成る程 根性か」ほう。


コマ『で、先程

人形は改造すれば強くなるとか抜かしてましたが』筆談っ

シロ「ん?人形にも何かあるのか?」


コマ『西洋にピグマリオンと言うお話が有ります』カタタッ

シロ「は?」

 


コマ『昔々 ピグマリオンと言う男は自分の作った女の像にガラテアと言う名前をつけました。
そしてガラテアにガチ恋してしまいました。』筆談すらすらっ

シロ「すまん。何の話だ?」えーと。


コマ『そして しまいにゃガラテアの側から離れなくなり衰弱。
それを見た女神様はガラテアを人間に。
と言いますが


んな酔狂な神様おるかい。』

ランチャーどむっ!!


刺客「Σぐはあ!!」げふうっ

 


シロ(Σ 忘れておった!)はっ


コマ『この世には そんな都合良く助けてくれる神様はいません

もしこの話が本当だとしたら』筆談カタカタっ

シロ「あり得るのか?」え?

 


コマ『不可能を可能にしたのは ガラテアの根性!!

だいたい無機物に恋していちいち命与えてたら この世は元人工物と二次元だらけになるわ

人間の変態性なめんな!!』

内蔵バズーカがこんっ
指から飛クナイしゅぱっ!
マジックハンドずおおおっ!!

 


シロ「Σおい!何かまた増えてないか!?」ひええっ

コマ『どこんじょおおお!!』うおおっ

 

 

 

 

一同(渡り廊下の方 

大丈夫か あれ) うわ。

 

 

 

 

コマ『と言う事で ガラテアちゃんと同じく魂を得た人形としてのお話でした』カタタッ

シロ「お前は特殊な気がするがな」けほっ。

 


石燕「あー死ぬかと思ったっす」 がしゃどくろの手からどっこらしょ。

挿音「おう。焦った焦った」はーやれやれっ

 

 


コマ『ではナマモノのお話も

あの白さんも いくら元が強くても 幼少期からぼっちサバイバルしてなきゃあんな動物みたいに動けませんて』筆談っ

シロ「Σあ。確かに」はっ

 

コマ『以上。

思春期は面倒ですね』カタカタっ

 

 

シロ「成る程な。

天才と言うのは つまる所 不可能を可能にするまで続ける事の出来る根性の持ち主の事やもしれん」ふむふむっ


石燕・挿音(素直だなー。) 

 

 

シロ「よし!弱気になっておったわ!
すまなんだコマ 助かっ あれ?」きょろっ

 

 

 

 


焔「すまねえなあ。嬢ちゃん
俺等バケモンが言うとカドがたつしよ」苦笑

コマ『いえいえ。
白さんのおじいさん 面倒見が良いですね。

あれ、おじいさんも確か元日本の化け物大将。
努力しました?』カタタッ


焔「ん?俺あ 手前より弱い奴とは結婚しねえって言い張る嫁を娶る為に
何度死線をさ迷っても ひたすら強さを求めた努力の人だぞ?」


コマ『・・・あれ?結局は色ボケ最強?』わおー。

 

 

 

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