小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

12月3日

f:id:t00c:20211201094425j:plain





千様「あら?あれって」

小太郎「ん?どした?」わんっ


千様「お地蔵様よね?これ
こんな所にあったかしらー?」

小太郎「家康 また酔っぱらって持って帰ったんじゃないのか?」わおんっ

家康「えー。私が酔っぱで連れて帰って来たの 宿無しの石燕ちゃんだけだよ?」


千様「前から有ったんじゃないぽいわねー
いったい何処から Σえ」









蒼月「寒いいいい!!障子閉めてよ!」コタツにしがみつきっ

シロ「空気が悪い! 換気せんか換気を!!」

コマ『火鉢もつけてるので閉め切りは危険です。』筆談っ

蒼月「あーもう解ったよ 10秒だけね!
はい いーちにーさーーんしー ごろくななはちきゅ

シロ「誰も了承しとらんわ たわけ」無視。

蒼月「だああこのガキムカつく!!」

コマ『どっちがガキやら』カタタッ



テオドール「喧嘩はよろしくありませんよー
ほら幼児の前で恥ずかし 一二三さん?」あれ?

一二三「あれなんだべか?」じーっ





シロ「む?家康?」

蒼月「え?あれ千ちゃんだよね?

えっえっ 何かに追われてない!?」はっ






家康「Σぎゃーお前達ちょ 助けてえええ!!」

地蔵「」すたたたたたたっ

千様「いっやあああ!!!」ひいいっ



一同「Σ!?」びくっ



一二三「お地蔵さんて走るんだべか!?」

テオドール「そもそも動くんですかあれ!?」えええっ

シロ「知らん!俺に聞くな!!」

蒼月「え?あれって地蔵に襲われてるの?
何やったのあの人等 どうしたらいいの!?」わたわたっ




コマ『お任せ下さい』右腕の仕込みランチャーじゃこん

シロ「Σおい!それはちょっと待

コマ『ふぁいや。』


どむっ!!!

蒼月「Σぎゃー バチ当たりいい!!」ひいいっ






間。



白「何してるんだ 閻魔のおっちゃん」きょとん。

地蔵「」黒こげっ


家康「Σ閻魔様!?」えええっ


小太郎「なんで家康も結構食らったのに無事なんだ」ぜーぜー。

千様「打たれ慣れてるからじゃない?あーびっくりした
てか閻魔様って そのお地蔵様が?」



彬羽「地蔵は閻魔大王のこっちでの姿だ
よって地蔵にいらん悪戯すると地獄に堕ちるぞ」

蒼月「Σげ」ぎくっ

シロ「やったのか」うわ。



テオドール「この石のお子さんがあの髭親父なので御座いますか?」棒でつっつき

彬羽「御前 人の話聞いてたか?」



地蔵(閻魔)「いやー。久々の現世で軽く迷っちゃって
話しかけようとしたら逃げられたから必死でごめんね」よいしょっ

家康「Σ喋ると普通にちっさいおっさん!!」びくっ

地蔵(閻魔)「中身おっさんだからねえ
あー腰痛い」腰とんとんっ

シロ「地蔵のありがたみが瞬時に吹き飛んだな」うわ。


地蔵(閻魔)「そう?威厳ないかなあ
てか 何してるの?」

白「焼けた石でシシ肉焼いてる」じゅわわっ

地蔵(閻魔)「Σそれワシの後頭部!やめて獣臭い!
誰かこの子に餌あげてー!!」ひいいっ


テオドール「梅おむすびと鮭おむすびが御座いますが?「シャケ。」即答っ

彬羽「とことんタンパク質選ぶんだな。」



蒼月「で、その閻魔様が何の様?
話聞く限り俺らに用事あったぽいけど」

地蔵(閻魔)「それなんだけどね
困った事になっててね」うーん。

家康「亡者でも逃げたの?」

地蔵(閻魔)「いやそれくらい捕獲出来るから。

実は あの世ってね 結構仕組みが複雑でね
お迎え専門の人達が現世の寿命を迎えた人、事故とかで亡くなった人をあの世に案内してワシ等十王の所に連れてくるんだけどね」

テオドール「いわゆる死神に御座いますね」ほうほう


地蔵(閻魔)「そのお迎え担当に 仕事サボりまくってた人が居てね
年末〆で連れてきた人数合うかチェックするんだけど それでバレる!って思ったのか ヤバい物使っちゃってねえ」うーん。

シロ「ヤバい物とは?」


地蔵(閻魔)「冥界の門」げんなり。

彬羽「Σげ」

白「なんだそれ?」はて。



魄哉「確か 一定の距離に近付いた者を強制的に吸い込みあの世へも行けなくなる魔の穴ですね。
この国には数ヶ所有り その全ては既に塞がれて居ると聞きましたが?」

地蔵(閻魔)「おお!さすが天海坊 話が早い!」おおおっ



家康「なんかヤバそうだから
ひとっ走り挿音に呼んできて貰ったよー」

一二三「さすがだべ」ぱちぱちっ



地蔵(閻魔)「ちなみに吸い込まれたら 強制的に肉体消滅して門に囚われちゃうんだよ」

蒼月「またエグい物開けたな」うわ

地蔵(閻魔)「うん。だからその係の人は亡者と一緒に今地獄で呻いてるね」うんうん。

一同(Σ落とされてる!!)ひいっ





白「ん?じゃあその開けられちゃった穴閉じたら良いのか?」

地蔵(閻魔)「それがそうも行かんのよ

物理的に閉じれる所は全部封印済みなのに
あの世で無理やり開けちゃったからね

こっち側でそれっぽい場所が有れば そこにポカッと門が開いて繋がっちゃうって言う」うーん。

彬羽「つまり 何処に現れるか解らないって事か
厄介だな」ふむ。



地蔵(閻魔)「いや見当はつくんだよ
魔の物は魔に惹かれるから 強い魔が集まってる所が有ったらそこに来るね」

シロ「Σ待てい!まさか此処か!?」えええで



魄哉「いえ大丈夫です。
その手の厄介を避けるために うちの周り鳥居立てまくって色々散らしてますし」

蒼月「Σあれそうだったの!?」

地蔵(閻魔)「うんうん。
だから 君らこの家から出ないで欲しいんだよね。
下手に出たらその場で門が引き寄せられてポカッ から此処等一帯の吸引始まっちゃう」

千様「うっわ。そりゃ出らんないわ」うわー。



挿音「早めに親父呼び戻しといて正解だったな。」キセルすぱー

家康「だねえ。怖い怖い」背筋ぞわっ


魄哉「で、塞ぐ算段は?
加勢要ります?」

地蔵(閻魔)「んー。そりゃ術者の数は多い方が良いけどね

ってなんで押し入れ開けてるの?」


魄哉「凄腕陰陽師が此処に居るもので

晴明さーん!出番ですよー!!」


地蔵(閻魔)「押し入れに陰陽師住んでるの?」えええっ

家康「いや ちょっと嫌がらせで結界の入り口あそこに繋げたらしいよ」苦笑。

地蔵(閻魔)「Σどういう事!?」



テオドール「恐ろしい話で御座いますね
皆さん本日在宅でよう御座いました」ほっ

千様「・・ん? ちょっと待って
いつもなら人一倍リアクション大きい粋君は?」はっ


白「そう言えば さっき出掛けてた気がする」あれ?

一同「」





家康「Σちょっどうするの!? あの子普段あんなだけど めちゃめちゃ大妖怪なんでしょ
ヤバいよね?どう考えても呼んじゃうよね!?」ひいいっ


シロ「Σ石燕!お前の目玉で粋の奴捜せんか!?」襖すぱーん!

石燕「Σうおビビった!
え 粋さんっすか!?
無理っすよ あの人普段は人間と大差ないんすから!」



彬羽「人間と大差ないなら 門を呼び寄せる事無いんじゃないのか?」

地蔵(閻魔)「んー。 今 門は繋がる場所探して漂ってるみたいなもんだし

運良く近寄らなければ 大丈夫かなあ?」うーん。



一二三「なあなあ。石燕さんは見える範囲に強い妖怪潜んでても解るんだべな?
そんなら 白さんが粋さん勾陣にして
その門にめっかる前に連れ戻せば良いだよ」

彬羽「いや あいつは今おそらく町中だからな?」

一二三「へ?」




挿音「町中で勾陣放し飼いにしたりしたら 周りの人間ミンチか蒸発だよな」キセルすぱーっ
一二三「Σひいっ!」びくっ

蒼月「お前ね もうちょいマシな言い方無いの?「事実だろ」





白「じゃ俺等は此処から出ちゃダメだし
晴明が門塞ぐの待つしかないのか」ふむ。

彬羽「だな。
その前に手前の弟が門に接触しなきゃ良いんだが」うーん。

地蔵(閻魔)「時間の問題だろうねえ
封印なんてしてても 結構気配はバレちゃうもんだし
今この辺りウロウロしてるぽいよ」



石燕「だああ!あっしの目がもうちょい高性能ならっ
この辺小妖怪多すぎて どれか解んないっす!!」うがあっ

家康「あんま派手にやるとそれこそ門呼び寄せちゃうよー。」どうどうどうっ


シロ「そやつは人間だから問題無くないか?」

地蔵(閻魔)「Σえ 人間だったの!?」ええっ





コマ『九尾さん 居ますかー?』ホウキで天井どすっ!

九尾「ちゃんと居るわ 安心せい。」ひょこっ

挿音「ストーカー狐良し。
後この辺でヤバそうなのは飛天くらいか?」

彬羽「あいつは今日は京に帰ってる 問題ない」




蒼月(俺の相方は誰も心配しないんだね

いや確かに妖怪としちゃレベル低いけどさ。)複雑っ





ーーーーーーーーーーーーー






【町外れ】


粋「こら悪ガキ もう夕方だぞー
早く帰れよ暗くなんぞ」

子供「うっさい ドブさらい」やーいやーい

粋「Σ煩え 此処詰まったまんまだとお前等の家もドブ決壊すんだぞ!
こういう仕事してる奴をバカにすんな ろくな大人になんねーぞ!」

※単発バイト中



粋「うわ寒っ
さすがにこんな物で良いよな」ぶるっ

子供「うわきったね」うわー。

粋「Σいちいちしつこい!
はやく家帰れってば 待てこらっ!!」


背筋ぞくうっっ!!

粋「Σ!」びくっ

子供「ん?」

粋「え?何?

これ 何か居る?」おそるおそるっ





冥界の門ゴゴゴゴゴゴっ

粋「Σうおお何何々なにっ!?」ひいいっ



子供「Σっぎゃー 吸い込まれるー!」ひいいっ

粋「Σえ。こらガキ捕ま「手汚ねえ!「Σうっせえよ!!」


ずるるっ


子供「Σちょ引きずられてる!引きずられてるって!!」ひいいっ

粋「しゃーねえだろ! 掴まる物もねえんだよ!!
やべこれどうしたらっ」




ずるんっ

粋「Σあ。しまっ」

子供「Σぎゃああ吸い込まれるうう!!」ひいいっ


粋「ちっくしょ こらガキ返しやが

門に吸い込まれた苦悶の魑魅魍魎の顔にょきっ

粋「」











ばたーん!!



千様「Σぎゃっ 白君いきなりどしたの!?」ひいっ

白「封印 吹っ飛ばされた」びっくり。

シロ「Σはあ!?
あやつそんな真似が出来たのか!? 」えええっ


魄哉「緊急事態と見なし 出ます。」

地蔵(閻魔)「うん。もう門壊した方が良さそうだね」顔面蒼白っ







ーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー





挿音「で、なんでコイツは伸びてんだよ」キセルすぱーっ

小太郎「野原 見事にハゲちゃってるな」わおー


粋「」きゅうっ



子供「んでよっ 紫の怖い顔が沢山出てきてよ
その兄ちゃんの髪の毛が一気に伸びて んで後は何が何だかっ」えぐっえぐっ

千様「あーそりゃ怖かったわねえ」よしよし

蒼月「うわえっぐ。
まあ全部忘れられるから安心しろよ」催眠中っ






家康「門 見当たらないよね?」あれ?

魄哉「吹っ飛ばしたみたいですね
ホント恐ろしい子です」うわー。




地蔵(閻魔)「うわ。処分出来る人が居ないからもて余してたんだけど

そうかそうか。これで門に囚われてた魂達もようやく私の所に来れるねえ」ほっ



子供「Σ地蔵が喋った!!」うぎゃああっ

蒼月「Σちょっと!処理追い付かないからトラウマ増やさないでよキモいな!!」くわっ


地蔵(閻魔)「Σトラウマーー!?」がーん。







テオドール「犠牲者が出ないで良かったでは御座いませんか」まあまあっ

白「・・そうだな」

彬羽(緊急事態とは言え 弟に押され負けてプライド傷付いたか)やれやれ。





>サイトトップに戻る

12月2日

f:id:t00c:20211129203927j:plain





【割烹 春一】



お客A「ねー怖いね 3人目だって」ひそひそっ

お客B「あれでしょ?女の子ばっかりって言う」うわー。






シロ「なんだ。あの席の客共 えらく物騒な話をしておるな」芋洗いじゃぶじゃぶっ

ひな「娘さんかどわかし流行ってるみたいですからねえ」

庵「犯人って人間?なのかな」うーん。

朱禅「大抵の場合はな。
化け物に拐われたーっとかって言っても 実際は人攫いとか山賊とかがほとんどなんだよなあ
化け物も理由無く人間なんざ拐わねーっての。」


ひな「ちなみに人買いに安く買い叩かれて更に売り飛ばされそうになってる所を助けられて此処に居るのが私です。」真顔。

シロ「・・成る程。人間とは恐ろしい」うわあ

ひな「そしてそこのモノノケは拐ってくれそうに無いので口説き倒しました」きりっ

庵「その行動力が凄いわ」わおー。


朱禅「Σ人前でやめてくれるかな!?」




庵「じゃあやっぱ人間なのかな
年末だし 年越し前に一稼ぎ的な?」うーん。

シロ「何ともおぞましい話だな」





客A「でね。運良く逃げた子の話だと 相手は毛むくじゃらで猿みたいなので 凄い獣臭かったらしいよー」

客B「Σえ! 怖っ!!」ひいっ





ひな「・・物凄く毛深いおじさん?」えーと。

シロ「何が何でも人間の仕業にしたいのか」


朱禅「あれ?こりゃまずくね?
化け物と人間がドンパチしねえ様にって 妖怪側からは手出しすんなって大将様が言ってるのによ。」

シロ「いやしかし あくまで噂であるしな」



庵「お。 お昼だ
じゃ私今日昼までなんで。お疲れ お先ーっ」すたすたっ

ひな「へ? あ、ちょっと庵さん!?」

シロ「待て待て待て!!まさかお前っ Σうお何処だ!?」きょろっ



朱禅「Σ身支度早っ もう居ねえ!!」

ひな「これは まさか」あらー。


シロ「すまん 俺も昼で上がる」

朱禅「おう 頼んだ。
大事にならなきゃいいんだけどな。」


ひな「あの人 たまに自分も女の子なの忘れますよねえ」ため息。



ーーーーーーーーーー






彬羽「こりゃ酷いな」怪訝っ

白「何やったらこんななるんだろな」うーん。



庵「殴打。」拳ぐっ!

白・彬羽(メスゴリラが居る。)



シロ「すまん。思ってた数倍心配いらなんだわ」ドン引きっ




庵「だって どっちか解らないなら犯人突き止めてから知らせた方が良いかなーって。

で、前に拐かし有った現場ってのに来てみたら
女の子拉致られかけてるし、やるしかないでしょ。」どやっ


粋「いや 俺らもボンクラじゃねーし
ちゃんと見張り置いといたんだけどな」

庵「へ?」



白「テオ 怖くないから出てきて良いぞ」とーととと。

霧ぶわわわっ


テオドール「すみません。出るタイミング誤りまして」どろんっ

庵「Σ居たの!?」えええっ

テオドール「Σはははいっ!霧になってりゃバレないだろと言われまし「Σいや逃げなくても虐めないから!どんだけ!?」


一同(めちゃめちゃ怖かったんだろな。)うんうん。



粋「つか お前その袖
どんだけ暴れたんだよ」あーあ。

庵「あ、これ?
途中邪魔臭くなって ビリッと」わははっ

粋「Σ逞しい!!」ひいっ

庵「今めっちゃ寒いけどね」北風びゅううっ

シロ「そりゃそうであろうな。」引。




白「で、ボコボコにされてて何か解らないけど 何だろコイツ等」毛むくじゃら突っつき。

彬羽「おそらく『やまこ』 だな
猩々なんかと同一視される事も有る 猿の化け物だ」

庵「へ? 猿が人間の女に何の用があんの?
あ。肉食?」

シロ「さらっと言うな 恐ろしい。」


彬羽「いや コイツらはオスしか居ない種族でな。
種の存続の為に人の女を拐ってきて子を生ますって化け物で どう対処するかと思案してた所だ」

庵「Σうげっ 子供って!!」ひいいっ



やまこ「いえあの、 ワシらの目当ては人の女ですので ゴリラはちょっと Σぐほああ!!」


庵「Σ猿に言われたかないわああ!!」じたばたっ

粋「Σこらトドメ刺すな!話聞かなきゃいけねえんだから!!」

テオドール「どうどうどうどう!」おろおろわたわたっ



シロ「成る程。そういうわけか。
人拐いをやるなと言えばコイツらに滅べと言うも同じ
難しい話だな」うーん。


彬羽「そもそも何で 此処の所急に拐い出したんだ?」

やまこ「今年異常気象だったんで
急に寒くなって 山が雪に埋まる
寒くて外出れないなら可愛い嫁さんと一緒が良いかな?って」げほっ

白「拐って来た嫁と のんびり冬越せると思ってるのか」ずばりっ

やまこ「Σそ、そりゃそうだけど
それ言うなら大将さん!アンタもそうやって生まれたんでねえの!?
ワシ等はダメっておかしくねえ!?」くわっ

シロ「Σ逆ギレするな馬鹿者が!!」


テオドール(そう言えば このご兄弟も母上様が人間だったんでした) チラ見っ



粋「いや。うちの親父はそう言うタイプじゃねえよな?
俺ほとんど覚えて無いけど」

シロ「だな。
出来たら苦労してないと思う」うん。


テオドール「その辺血筋で安心致しました」ほっ



やまこ「Σちょっと 自分等の親だからってそれ狡くない!?」

白「だって 絶対反対されるからって駆け落ちしたの爺も知ってるし」

粋「話聞く限り合意っつか
むしろ母ちゃんのがぐいぐい来てた感じ? なんだよなー」うんうん


庵「化け物と人間の夫婦ってこんなんばっかか。」うわー。



白「ま、その辺はいいや

拐わないで普通に見合いなり何なりして嫁取りしたら良いだろ」

やまこ「えー。それで猿に嫁に来る?」えええっ

彬羽「お前らもその気になりゃ化けるなり何なり出来るだろ

人に化けて馴染んで生活してりゃ 正体化け物でも良いって奴は意外と居る物だぞ」

やまこ「いやいやいや。化けるって それめっさ練習居る奴じゃないっすか」えー。



庵「コイツ腹立つんだけど。」イラッ

シロ「まあな。嫁がおらんなら拐えの思考回路の時点でな」うむ。





やまこ「後、自分等の基本山の生き物なんで
無理して人の町とかちょっとねえ」

白「自分達は 拐って来た女を無理して住まわせるのにか?」

やまこ「いやそこは 伝統と言うか
人にも似たような文化有る所あるでしょ?」




テオドール「有るので御座いますか?」

彬羽「残念ながらな」うむ。

庵「うわ。 治安良い町で良かったー」うげ

シロ「いや あの町は大概世紀末だぞ」




白「そうか」ふむふむ。

やまこ「納得して頂けました?」お?

白「うん。納得した」うんうん。

粋「Σえ。兄貴 何言って
白「だからお前ら拐いでもしないと嫁来ないんだな
モテないはすだ 物凄く納得した。」どずぱっ

やまこ「Σぐはあ!!」ぐさああっ


シロ「Σ容赦無し!!」

テオドール「しかし的確に御座います」おおっ


やまこ「Σうっさいわ!こら拍手すんなメスゴリ Σぐはああ!!」



白「なんでそれで当たり前に思えるんだ
自分が嫌なの相手にさせちゃ駄目だろ
そんなのなら勝手に滅んで良いぞ」ふんっ

やまこ「Σえ。ちょ 見捨てないで!?」えええっ



粋「あーあ。 キゲン損ねた」あちゃー。

シロ「このアホ大将基本ワガママだからな
こうなったら知らんぞ」あーあ。




庵「フォローしなくて良いの 副官殿?」

彬羽「俺も若干見捨てたいが

まあ、1匹の意見を種族の総意と取るのも何だしな」頭かきかきっ




粋「で、誘拐した女達はよ?」

やまこ「えっと 後何人か拐ってから 皆でどの子がいい?的なのしようかと
白「無事なら良いか
やまこの里だな」すたすた。

やまこ「Σえ。ちょっ」

白「嫌ならケンカで俺に勝て」つーん。




テオドール「見事に地雷踏まれましたね」あーあ

やまこ「勝てって 燃やされたら終わりやん」しくしく。





ーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー





蒼月「ーーーーって事で
実は人間同士でも結構女の子ゲットするの大変なんだよ?

労せず手に入ると思うな。はい まずこれ肝に銘じろよ」


やまこB「はーい。」

やまこC「先生しつもーん!」挙手っ





家康「何の授業これ?」

テオドール「モテる為の授業だそうに御座います」

家康「・・どこの世界もオスは大変だねえ」うわ


石燕「そもそもこの人の落としテクってあんま参考にならないと思うんすけどね」うーん。









庵「あのー、やまこから助けた女の子がイケメン御姉様とか言って凄い懐いて来て どうしたら良いのこれ」困惑っ

シロ「まあな。
そこらの男より男らしいからな お前は」



白「ファンは大事にしなきゃ駄目だぞ」




やまこ「Σ貴重な女が変な方向へ!」ひいいっ

蒼月「はい。お前のせいー。

つか それはそれで見てて楽しいだろ」

やまこ「Σいやこっちは切実!!」





石燕「メスしか居ない種族とお見合いさせたら平和的に解決出来んじゃないすか?」

彬羽「Σ成る程。

いや待て そんなの居たっけか?」妖怪名簿の山ぱらぱらっ





>サイトトップに戻る