小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

3月5日

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家康「ぶえっくしゅん!!」ずびーっ

小太郎「今年もこの時期かあ」うわあ。



蒼月「きったないなあ」怪訝っ

家康「仕方ないでしょ デリケートなんだから」鼻ちーん!

千様「あー そういえば花粉?
殿結構あっちこっち弱いわよねえ」



魄哉「トシ食うとあちこち弱くなるんですかねえ?」うーん。

家康「それお前が言う?」鼻ちーん


千様「そいつは見た目若いけど 主に肩腰がボロッボロよー。」

魄哉「目もなんですよねえ
最近老眼が辛くて 瓦版も読めなく あ。メガネ何処でしたっけ?」ごそごそ



蒼月「なにこの加齢臭漂う会話」ドン引き。


魄哉「君も今にこうなるんですよ」ふっ

千様「見た目若いアンタが言うと説得力がねえ」


小太郎(千様って魄哉とタメだよな)あれ?

蒼月(下手につつくべきじゃないよねコレ)うん。

家康「ツッコミ辛いね」鼻ちーん。



魄哉「さて、もう少し休憩したらお仕事戻りますかねえ」はーやれやれ

千様「あら?今日も部屋でお仕事?」

魄哉「いやその
ほら 書類系って頭使うじゃないですか

更に、僕の性格的に 締め切ってるとついつい空気の入れ替えとかしたくなっちゃって」



家康「江戸城片っ端から換気して回るから 花粉症の皆さんからクレーム来たらしいよ」 ちーん。

蒼月「ジジイ何やってんだよ」

千様「苦情って 天海サマよね?アンタ」困惑っ


家康「この上下関係厳しい世界でクレーム入れたくなるくらい辛いんだよ 花粉症」ずびっ

魄哉「まあ 酷いと頭痛やら発熱やら
風邪みたいな症状になると言いますしねえ」

千様「殿は大丈夫なの?酷そうだけど」

家康「うん。普段から風邪ひいても気付かないし」ずびっ

小太郎「そこは気付こう?」わおんっ



蒼月「あーあ。まだ地味ーに寒いから外出られないし
かといってコタツには鼻ずびずび煩いオッサンだし
なにこの地獄。 華やかな女の子と遊びたーい」ごろんっ

家康「地獄は私なんだけどね」ずびっ

魄哉「殿 聞いてて不快なんで鼻かんで下さい」

家康「かみすぎてフラフラなんでちょっと休させて Σあ、 ふえっ へっ 」むずっ


魄哉「Σせめて横向け!!」お茶に蓋っ




家康「あ。ひっこんだ。」


千様「何かしら こっちがイラッとするわね」 イラッ

小太郎「出すならさっさと出せよ」イラッ



シロ「そんなに酷いなら医者に行くべきではないのか?
そもそもお前も花粉症の薬くらい作れるのでは無いのか」

魄哉「んー。作れるには作れるんですけどねえ」

家康「天海の薬は効き目重視過ぎてキッツいんだよ」鼻ちーん。

シロ「ん?よくある眠くなるとかか?」



魄哉「前に作った時は殿三日くらい眠りっぱなしになってましたね」

シロ「Σキツいにもほどがある!!」ひいいっ

家康「あんなの私じゃなきゃ命に関わってたと思うよ。」ふっ


蒼月「頑丈ではあるよねバカ殿」うわあ。

家康「満身創痍で生きてるよ」どやっ


魄哉「加減が良く解らないんですよねえ
ちゃんと安全性は自分で試してからにしてますけど」うーん。

千様「鉛玉ぶちこまれても自力で手突っ込んで取り出す奴基準じゃ そりゃーねえ」

蒼月「Σ何それこわっ!」ひいいっ


シロ「そんなの有ったのか?」

家康「そりゃー 戦国で軍師で最前線してりゃ銃弾の2発や3発食らってるよ」ちーん。



小太郎「Σ銃弾効くのか!?」ぎゃいんっ

魄哉「Σ僕何だと思われてんですか!?」



家康「ちなみに、狙撃に成功した方が心折れて逃げ出すから 結果軍の指揮が爆上がったんだよね」どやっ

シロ「そりゃ味方からしたら負ける気はせんだろが
とんでもない時代だな」うーん。




魄哉「あの時は指揮上がってるのに めちゃ自軍の皆さんに距離取られましたねえ」思い出しどんより。

蒼月「そりゃそうだろね」うん。

魄哉「くたばりゃしませんが、滅茶苦茶痛いんですよアレ」どよーん。

千様「痛覚は有るようで何よりだわ」うんうん。




コマ『取り替えパーツをお忘れだったのですか?』筆談っ

魄哉「あの、僕はナマモノなんですが」

コマ『私のデータにある生物は 銃弾食らって平気では居られません』筆談書き書きっ


蒼月「うん。間違ってないね
下手に言い返したらコマちゃんのデータおかしくなるよ?」

コマ『あれ?では私はカラクリに作られたカラクリ?
いえ カラクリから血は出ません
という事は カラクリいえ生物とは』ガガッ ピー



シロ「Σ処理しきれなくなったか!?」

千様「え、そもそもコマちゃんて何で自我持ってるのか解らない呪い人形でしょ!データ何処に入ってるのよ!?」

家康「ちょ煙けむりっ! なんかモクモクしてるっ!」ひいいっ

蒼月「Σぎゃ!バカ殿鼻垂れてる垂れてるっ!」

小太郎「Σ家康鼻拭け!」ぎゃいいんっ


魄哉「Σコマーッ!しっかりいいい!!」ひいいっ




白「何してるんだコレ」

石燕「なんっすかねえ。」はて。






間。







白「とりあえず 魄哉のぶっ壊れ話はやめよう
コマが壊れる」むう。


シロ「だな。」ぜーぜー

魄哉「冷却ありがとうございます」ほっ



蒼月「あの コマちゃん氷漬けだけど良いの?」

魄哉「こういう時は冷やした方が良いんです」

小太郎「人形の氷漬けオブジェ・・」うーん。

石燕「コマさんが寒さ感じなくて良かったっすねえ」


白「で、家康
具合悪いなら飛天に診てもらったら良いんじゃないのか?」

家康「Σえ」ぎくっ

千様「そうね。
飛天君なら 薬キツすぎる事は無いと思うわよー?
診察は荒いけど。」

家康「うん。荒いのはね 否定しないけど

ちょっと行きたく無いなあ」目そらしっ

シロ「行って楽になるなら無精せんで行った方が良いぞ」

家康「あーその 面倒とかじゃなくてね」



魄哉「花粉症の検査の 鼻に綿棒思いっきり突っ込まれるアレが怖いらしいんです」

一同「とっとと突っ込まれて来い」

家康「Σ皆して酷いっ!!」ひいいっ



蒼月「何だよしょーもないなあ
んな事でぐだぐたズビズビ言ってたのかよ

てか医者怖いって何?ガキかよってんだよねえ?」

白「・・・」

蒼月「ん?」




石燕「白さん この前初採血怖くて一悶着あった所っすからね」ひそっ

蒼月「Σあ」





白「・・病院はな。
嫌だよな」うん

家康「解ってくれる!?」おおっ

シロ「そこ!徒党を組むな!!」


魄哉「医者って肩書きが有る以上、飛天君も検査しないで薬だけ出すってのは出来ませんからねえ」うーん。

小太郎「お前なあ 俺も病院嫌いだけどさ。
綿棒くらい我慢し
家康「鼻の粘膜弱りまくってるから絶対鼻血噴射するよ? いいの?診療所来てるお年寄りがビビっちゃうよ?」真顔。

シロ「駄々をこねだしたな」うーん。



魄哉「知ってますか?
西洋では 液体を入れた容器にコルクという木で作った栓を
家康「Σ鼻栓しろと!?」

魄哉「他にどうしたら満足なんですか」



石燕(与一)「ええいごちゃごちゃと喧しい!!
己も武士なら覚悟を決めてさっさと綿棒でも何でも突っ込まれて来い!!
鼻に矢じり突っ込まれたいかっ」イラアアッ

千様「Σきゃー!与一さんご乱心っ!!」ひいいっ

魄哉「ですね。
さっさと行かないと 矢じり突っ込まれた所に鼻フックかましますよ?」にっこり

家康「Σ穏やかに微笑みながらなんて事を!!」ひいっ



白「頑張れ。絶対そっちのが痛い」うん。

家康「Σ見捨てないで 同志!!」





襖がらっ


粋「何騒いでんだよ Σうお与一 家の中で弓やめ

ぶえっくしゅ!!」

一同「Σ!」



粋「ん?何?」鼻ずびっ


シロ「こやつも変な所デリケートではあるな 確かに」うむ。

小太郎「あー。確かに」うん。





千様「2人なら怖くないわよね?」

家康「だね。一緒に行こうか」がしっ

粋「Σえ!どこに!?」




魄哉「はい。覚悟が固まってる間にさっさと行ってらっしゃい」

家康「うん。頑張ってくる

大丈夫 綿棒は怖くない怖くない」ぶつぶつ。

粋「Σ綿棒て何!?え ちょ怖っ 家康力強っ」ひいいずるずるっ


千様「行ってらっしゃーい 頑張ってねー」手ふりふりっ







白「なあ、ひょっとして あいつ氷漬けのコマのせいで寒かったんじゃないのか?」

一同「Σあ」

魄哉「あー。確かにあの子薄着ですしねえ」ありゃ

石燕(与一)「突っ込まれ損か」うわあ。





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3月4日

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【割烹春一 (入口前)】





白「あ。引っ掛かった」がさっ

粋「Σうおダメだって!横!もちょい横向けて 折れる折れるっ!!」


朱禅「何入口でつっかえてんのお前ら。」


白「昨日一二三に借りた桃の枝
枯れる前に返さなきゃって」ぐいぐい。

粋「Σ枝折れる!花が散るううう!」ひいいっ


ひな「枯れる前にボロッボロになりそうなんですが。」

彬羽「そもそも何で此処に持って来るんだ
普通に持って帰りゃ良いだろ」



白「こんなの持って歩くの恥ずかしいだろ?」

彬羽「普段ド派手な舞台衣裳でその辺ウロついてる奴が何抜かす」

粋「て、事で保護者にお返ししとくかなーって」わははっ

彬羽「Σ職場に持ってくるな職場に!!」


ひな「彬羽さん 最近この人達の保護者と化してませんか?」




白「けど、困ったな 入らないぞ

この店入口狭
朱禅「あくまで人間が通るサイズであり 木向けの入口じゃねーもんよ」


粋「えーどうする
ちょい下がってみ Σあ」



ちんぴら「うおなんじゃこりゃ!痛ってえじゃろがコラァ!」

粋「Σぎゃー すんません!枝危ねええっ」ひいいっ


ちんぴらB「危ねえじゃねえよ どうしてくれんだよ
うっわ アニキ大丈夫っすかー? んな物振り回してっからうちのアニキがケガしちまったろー?」ああん?



一同(あ。当たり屋だ。)

ひな「普通のお客さんで無くてよかったですねえ」あらまあ。




白「えっと、ごめんな 引っ掛かってたから」

ちんぴら「ごめんで済んだら番所はいらねーんだよ!」おらおらっ




庵「Σげ!何事これ!」びくっ

粋「お。今出勤?
いやマジでなんだこれだよなあ
確かに危ないし、こっちも悪かったけどよ」うーん。


庵「何か解らないけど、あのーお客さん?
店の真ん前でケンカはちょっと
ちょっと横ずれて貰いたいんですけどー」

ちんぴらA「お?なんじゃ姉ちゃん
こっちは取り込み中なんじゃ黙っとれ」ちっ



庵「うっさい会話しろハゲ 迷惑だっつってんだろ」けっ

ちんぴらA「Σなんじゃこのガキャア!」

粋「Σ煽るなこらあああ!」




白「お前が出てくるとややこしくなると思うぞ。」

庵「いやだって入れないし。
こんなの営業妨害でしょ」

ちんぴらB「なんだ知り合いかお前らっ
アニキがますます傷ついたろが!どうしてくれるっ」

ちんぴらA「ワシはハゲとらん!剃っとるだけじゃああ!!」うおおっ

粋「マジで傷付いてねえコレ?」



白「えーと。枝のは俺が悪かった
けどハゲは知らない
よし、謝ったし これで終わりな?」

ちんぴらB「Σなんじゃその自分ルール!」

ちんぴらA「もうええわ!話にならん!!
知り合いじゃったら纏めてこっちの姉ちゃんに癒して貰うわいっ!」

庵「Σえ。」


白「傷深くなるからやめた方が良いぞ?」

ちんぴらB「なんじゃやる気か

こんチビが!!」

一同「Σあ。」






ドゴメシャアアア!!



朱禅「おー。決まった決まった」

ひな「あら綺麗なコンビネーションアタック。」あらまあ


彬羽「おい、店の前で良いのか?」引。

朱禅「いんじゃね?『お客様』じゃねーもん」しれっ




粋「兄貴あの どうどうどう。
んな言う程ちっさく無えから 兄貴の場合周りがでかすぎるだけだからっ」おろおろっ

白「こんなのに見下されたのが腹立つ」ふんっ

庵「女なめんなバーカ。」蹴りっ

ちんぴらコンビ「」白目。





白「あれ?バカやってる間に枝、店の中入ってたな」おや。

彬羽「言っとくが要らねえぞ
雛祭りはもう終わってんだからな」

白「Σえ。」

粋「Σせっかく通れたのに!!」がーん。



庵「え。何? 雛祭りのだったの?
あー そういや昨日雛祭りメニューとかあったっけ。」

ひな「私達そんなの関係なくお仕事でしたからねえ」苦笑。



白・粋「・・・。」







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シロ「む? 雛祭りは昨日では無かったか?」※午後からバイト

庵「一日遅れだけどって貰った。」にへっ

シロ「?」





ひな「成る程。こういう所で その気も無いのに地道にたらしこんでるんでしょうねえ」ため息

朱禅「ひな、言い方言い方。
てかお前にもじゃねえの? 流れ的に」

ひな「人の嫁に『女の子のお祭り』の花渡さないでしょ?」

朱禅「Σあ、はいっ そうデスネッ」びしっ





シロ「で、これは店内に置いておくのか?」

庵「んー。出来たら持って帰りたい かなあ?」

シロ「入口通るのか?」

庵「Σはっ!」



ひな・朱禅「Σ振り出しに戻った!!」




彬羽(しかし、アレを見た後でよく女扱い出来たもんだ)うーん。






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